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快晴のなか筑波山に51名が登山 2023年5月28日(日) |
■令和年5月28日(日)、ひたちなか市合気道少年団の筑波山ハイキングが行われた。 本ハイキングは、少年団の団体行動や基礎訓練の一環として、毎年5~6月に実施しているもので、35年の伝統ある行事である。 幸いにこの日は天候に恵まれ登山日和となった。
■今年は、松戸地区・那珂湊地区・東海地区の少年部会員・保護者など合計51名の参加であった。 出発して間もなく、バス内にて参加者の自己紹介が始まった。筑波山の登山が初めてという参加者は半数を占め、期待半分、不安半分が入り混じった雰囲気であった。 車内では、ビンゴゲーム大会なども行われ、大いに盛り上がった。
■筑波山つつじヶ丘駐車場に8:20到着すると準備体操を行い、8:45に登山を開始した。 つつじが丘駐車場からの登山コースは「おたつ石コース」経由で女体山頂を目指す初心者向けの2時間コースである。 歩き始めてすぐに急勾配で300の階段坂が迫って来て我慢のしどころであったが、皆で声を掛け合い元気よく登って行った。 途中のつつじが丘高原で休憩をとると、眼下に「湖面を輝かせている霞ケ浦」が目に入り、山野草や景色を楽しむ事が出来た。
■2つ目の休憩ポイントを過ぎた辺りから「ヒノキ・アカガシ・ブナなどの自然林」の木々が頭上を覆い「マイナスイオンの森林浴」を味わって進むと、今度はぬかるみやごつごつとした石が転がっている険しい山道が連なり、足元が不安な状態が続いた。 この日は、朝から気温がぐんぐん上がり5月とは思えないような暑さとなり、大人は疲れが目立って来たようであり、こまめに休憩をとり通常の倍の時間をかけて登って行った。 途中からは数々の「奇岩怪石」が現れ、特に保護者たちの体力と気力を奪っていたが、反面、少年団の子どもたちは意気軒昂で、汗を拭い息を切らしながらも互いに励まし合いながら山頂を目指して進んだ。
■女体山山頂の岩山に11;15に着くと、そこは「パノラマビューで心地良い風」が疲れた体と気持ちを癒してくれた。 班ごとに記念撮影をし「女体山神社」に参拝したあと、ゴールとしていた 「御幸ヶ原」に12:00到着した。 然しそこは登山客でごった返している状態であった。 近年の筑波山人気と、多くの休憩で時間を大幅に費やした事による到着の遅れの結果でもある。混雑の中でも、子供たちは班ごとに集ってシートで車座になり微笑みながらお弁当を食べていた。団員同士で持参したお菓子を交換し合うなど、新緑に囲まれながら疲れを癒しつつ楽しいひと時を過ごした。 その後、ケーブルカーにて下山、筑波神社を参拝した後は、筑波宇宙センター(JAXA)に向かった。筑波宇宙センターでは宇宙開発での取り組み、人工衛星の仕組み等の展示施設を見学した。ミュージアムショップには様々な種類の宇宙食がお土産として扱われており、子どもたちの眼を引き付けたのは「宇宙食」であった。 カレー・焼鳥・たこ焼き・ようかん・ケーキなど、実に多くの種類が有り多くの子どもが宇宙食を購入していた。
■今回のハイキングは久しぶりの屋外での集団行動であり、班長・副班長は慣れない中でそれぞれの役割を果たせるよう頑張っていた。 また、登山途中の休憩ポイントでは、先に休憩に入った班が、後続の班の休憩が十分かを気に掛けており、他人を思いやる場面が見られたのは指導する立場からみてとても嬉しかった。全体的には集合・点呼の素早さや整列についてはまだまだ改善点があるが、普段の稽古では経験できないようなことを学べた良い機会となった。 17:30に出発地である「ひたちなか市役所」に無事到着し、皆元気な顔で家路についた。 (R・O)記
以下参加した子どもたちの感想文です
<小6男> 初めて食べた宇宙食 ■ぼくが筑波ハイキングで一番心に残ったのはJAXAで買った「宇宙食」です。宇宙食はたこ焼きとチョコレートケーキを買いました。たこ焼きには本物の大きなタコが入っていました。 宇宙食のチョコレートケーキってどんなのかと思い食べてみるとチョコレーラスクのような味がしました。宇宙食は水分がなくなりカリカリしていました。ほかにJAXAで家族のお土産にチョコレートパイを買いました。 ガチャポンを3回しました、出たのは実験用ロケット「コウノトリ」という宇宙ステーション補給機や地球のマグネットが出ました。 筑波山ハイキングは2年目だけどかなりつらかったです。その日は暑くかなり時間を使ってしまいました。だけど頂上に着きお弁当を食べているときはぜっこうちょうでした。 頂上で飲んだラムネもすごくおいしくてサッパリしました。 ケーブルカーに乗って降りてきました。おもしろかったです。筑波山神社に行ってさんぱいをしました。バスでやったレクレーションやビンゴゲームもおもしろかったです。 反省するのは、筑波山に登るとき、歩くのが速すぎたのでこれから気を付けたいです。 また頑張って筑波山を上りたいです。楽しかったです。
<小6男> 登れたつくば山 ■ぼくは5/28つくば山に登りました。そこで楽しかったことが四個あります。 一つ目は、バスに乗っている時のビンゴです。ぼくは、びんごのけい品で水てっぽうをもらいました。 あたってうれしかったけど1番速くビンゴになりたかったです。 二つ目は、山に登っている時です。最初の方は、少しきつかったけど、後からはゆるやかな所やけわしい所がたくさんありましたが、がんばって登って山頂につきました。 とちゅうで転びそうな所もありましたががんばりました。班長だったのでみんなをまとめたりしてリーダーシップを発揮できてうれしかったです。ただ、山頂で二人迷子になったのはとても残念でした。 せいれつの時や号令の時がみんなつかれて、すごいやる気がなかったのはとてもざんねんで、先生に、もう一回といわれたのですごくめんどくさったです。ぼくは六年生なので、来年の六年生はちゃんとやってくれかが心配です。 三つめは、山頂に着いて、そこから少し歩いてお弁当を食べた事です。ぼくは、おにぎりを時間がなくて食べられなかったけど、おかずは全部食べました。すごくおいしかったです。デザートもおいしかったので、体力もスタミナもついて、つかれがなくなったので元気になりました。 四つ目は、うちゅうセンタに行ったことです。 ごはんを食べた後にケーブルカーでおりてきて、そのままバスまで歩きました。 バスに乗りこむとつかれてねそうになりましたが、おかしを食べてねむけをなくしました。うちゅうセンターに行くと、いろんなことを学べました。ロケットのこと、うちゅう服のなど、ぼくがわからないことをしりました。おみやげコーナーでぼくは、人形を買いました。いまでも大切にしています。
<小4男> 山上りの思い出 ■5/28つくばさんをのぼりました。しゅっぱつのあと、じこしょうかいと、ビンゴをしました。 じこしょうかいは好きなたべものと、好きなあいきどうのわざをしょうかいしました。ビンゴでは、7リーチがでてとてもくやしっかったです。ですが、やっとビンゴがでてすっきりしました。 つくばさんについたら、まず、じゅんび体そうをしました。じゅんびたいそうがおわったら、いよいよつくばさんをのぼりにいきました。さいしょのところはつらかったけど、どんどんのぼっていくと、だんだんらくになっていきました。 S先生が「さいしょはつらいけど、あとかららくになっていくから」とみんなをあんしんさせてくれました。あとになると班長のT君が手をのばしてくれました。とてもやさしいな。とおもいました。 さんちょうまで上ると、いいけしきが見れて「生きていてよかったとおもいました」 つくば山をおりていくとおべんとうをたべました。ちょっとだけのこしてしまいましたけど、みんなのえがおが、ぼくをてらしてくれました。たべおわると、じかんがなくて、おみやげはかえませんでしたが、さいごはみんなとケーブルカーにのってつくばさんを下りていきました。 うちゅうセンターでは、いろいろなものがありました。うちゅうくうかんたいけんにいってみました。S先生が「どう、体ういた?」といわれ、ぼくは「うかなかったよ!」とこたえました。 うちゅうセンターでは、おみやげが買えました。まずは、自分のを買いました。 そこで、S先生が「うちゅうしょくかった?」とききました。ぼくは、心のなかで「そうだよ。うちゅうしょくだよ」といいました。ぼくはいそいでうちゅうしょくをかいました。それはプリンとミルククレープを買いました。かえるときににさいごにロケットのまえでしゃしんをとりました。バスでかえってきたときは、かぞくのかおが見れてうれしかったです。 さいごに、S先生に「とくにO君はシッカリやっていた!」と、ぼくがはっぴょうされてうれしかったです。こんどつくば山にのぼるときはおべんとうををぜんぶたべたいとおもいます。
<小3女> 楽しかったつくばさんハイキング ■今日は、つくばさんのハイキングでした。さいしょはじこしょうかいをして、つぎにバスの中でビンゴゲームをしました。わたしは、びんごのけいひんでスライムをもらいました、 つぎに、山にのぼっているときに、みんなが声をだし合ってくれたので、ゆうきがでてうれしかったです。山をのぼっているときに、ガマのいわの口に石をなげて入ると、ねがいごとがかなうと、先生いっていたので、やってみたら、石が口の中に入ってうれしかったです。 次日の月曜日に学校にいったら、ねがいごとがかなってうれしかったです。 山をのぼってたどりついたら、おべんとうをたべました。すごくおいしかったです。 おべんとうを食べたあと、ケーブリカーでおりました。山をおりたあと、つくばさんじんじゃにいきしゃしんをとったあと、みんなでおまいりをしました。 そのあと、バスにのって「ジャクサ」というところにいってけんがくをしたり、おみやげがうっているところがあったのでかいました。そのあとロケットがあるところでしゃしんをとりました。 そのあとバスにのってかえりました。 チームで声をだしあってよかったなー、と思いました。 らい年も、みんなで声を合わせて、つくばさんハイキングを楽しみたいです。 すごく楽しかったです。
<小3男> つくば山ハイキングに行きました ■きょうぼくは、合気道の遠足に行きました。さいしょはバスにのってビンゴゲームをしました、 ドッキリポテトをもらいました。ビンゴゲームでは4回ビンゴになりました。お父さんはビンゴでうきわをもらいました。つくば山についたら、はんでこうどうをしました。リーダーはS先生で、はんちょうはTくんです。つくば山はちょうじょうが877mだからたいへんでした。 でも、ぼくは2回目だからけっこうすんなりのぼれました。はじめてのぼる子はたいへんだったと思います。つくば山のちょうじょうにあるじんじゃでおまいりをして、そのあとにおべんとうをたべました。おいしかったです。 次はケーブルカーにのって、おりて、つくば山じんじゃにいきました。そこではぜんいんでおまいりをしました。そのあとは、つくばうちゅうセンターにいきました。さいしょにスペースドームを見ました。そのあとにじんこうえいせいと、うちゅうステーション を見ました。そのあとにプラネットキューブでおみやげをかったり、ロケットひろばでしゃしんをとりました。たのしかったです。らいねんもつくば山ハイキングにいきたいです。 らいねんはつくば山のあと、どこにいくかたのしみです。

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第60回全日本合気道演武大会に14名出場 (2023年5月27日) |
■ 令和5年5月27日(土)、 第60回全日本合気道演武大会が、武道の殿堂である 日本武道館で開催された。 本大会は合気道界最大規模の演武会であり、 今年は国内外から7,000名の参加者があった。 この大会に「ひたちなか合気会から14名が出場」した。 この数年、新型コロナウィルス感染により中止が続き、昨年は3年ぶりに開催されたが、さまざまな制限を余儀なくされ物足りなさを感じた大会であった。 然し、今年は4年ぶりに制限なしの大会として開催されることになり、期日が近づくにつれ、私は、楽しみな気持ちと程良い緊張感が増してきた。 今年は、初出場者が6名でありその緊張は計り知れないものが有ったはずである。
■当日は、日差しが眩しく少し汗ばむ中を飯田橋駅から歩いて武道館に向かった。 10時半頃に九段坂から田安門の坂道を上るあたりまで来ると、すでに多くの演武者で賑わっており、 緊張した面持ちで仲間と話しており・・・、と、それぞれの演武者が今日の大会を待っていたのがわかった。
■私達「ひたちなか合気会」の出番は、第1部13番青畳である。 感染予防の対策の効果で、以前のような待機場所で混雑は大幅に緩和されている。 通路からアリーナ内を覗くと前の演武者が、精一杯演武しているのが見える。 やはり日本武道館で演武出来るのは特別であり、気持ちがますます高揚してくる。 アリーナ内に案内され、待機するとまもなく演武場に誘導され さあ、始まった。 礼を交わすと同時に大太鼓が鳴り響き、14名が其々の課題技を精一杯に演武した。 何も考えない。武道館での演武がただただ嬉しく晴れがましい。 持ち時間の1分半があっという間に過ぎて退場した。 この時の顔は、全員が笑顔になっている。 緊張から開放され充実感や達成感で満たされているのだろう。
■演武終了後に、武道館正面入り口上部に掲揚されている今大会の大看板をバックに全員で記念撮影し、初出場の方達もそれぞれ記念の写真を撮りあい、和やかな一時であった。
コロナ明けと共に、合気道も国内外の活動が更に飛躍し活発になる予感が感じられた大会であった。 (来年は、もっと多くの仲間と出場したい)
( M ・ K記 )

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令和5年5月 鶴岡八幡宮 春季奉納研修会兼演武大会 (2023・5・14) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 菖蒲祭の奉納研修会並びに演武大会が5月14日(日)に、八幡宮研修道場で開催された。(公財)合気会本部道場の植芝充央本部道場長をお招きし、神奈川県内外からは約200名の方々が参加した。 この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が主管運営して50年も継続し(春と秋に)開催されている伝統ある大会である。 コロナ禍にあり暫く途絶えていた春季奉納研修会兼演武大会であったが、4年ぶりに公式開催の運びとなったとの説明を伺った。 ひたちなか合気会からは五十嵐師範外2名が、奉納研修会並びに演武大会に参加した。
■第一部の奉納研修会が、厳かな雰囲気に包まれる中、神職の修祓祝詞を奏上のあと、重厚な太鼓の音に合わせて皆で賑々しく拝礼した後、午前10時から奉納稽研修会が始まった。今年も奉納研修会は合気会植芝充央本部道場長をお迎えし開催された。 植芝道場長の稽古では「転換」、「入身」、「転身」、「呼吸法」の基本動作を大切に、基本技、座技、半身半立ち技などを指導された。初心者から有段者迄それぞれが基本の動きを確認しながら稽古し、基礎を学ぶ事が出来た。基礎の動きとそれらを組み合わせた技を順に丁寧に模範を示された。研修道場は多くの参加者の熱気に溢れ、他道場の方々との稽古を通じ今後の稽古修練に繋がる刺激を大いに受けることが出来た。
■奉納研修会に引き続き、参加36団体による奉納演武大会が同 研修道場で行われた。 AKIグループ他、神奈川県合気道連盟加盟各団体による演武の後、前半の最後はAKI主宰の武田義信師範による流麗な演武が披露された。 その中にあって、八幡宮少年部の元気よくきびきびした演武は、ひたちなかの少年部指導の任に当たる私にとっても刺激的な演武であった。 私達ひたちなか合気会は、友好団体演武として後半部で五十嵐師範による演武が行なわれ(R・O氏)と共に私の2名が受けを取らせて頂いた。 奉納演武大会の締め括りとして植芝充央本部道場長による総合演武が披露された。 参加者は皆、姿勢を正し、植芝先生の演武を今後の稽古の模範とすべく、一挙手一投足を眼に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。
■次に、場所を鎌倉駅近くの「山下飯店」に移し、「直会」が約70名の参加で行われた。 武田義信師範・早稲田夕季衆議院議員・植芝充央本部道場長によるご挨拶のあと乾杯に移り、AKIグループの皆様との再会や旧交高め、和やかで楽しいひと時を過ごすことができた。 当日は生憎雨模様であったが、古都鎌倉の町並みは雨もまた風情としており、名残を惜しんで、3人で帰路に着いた。 (Y・S)記

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五月晴れの合気神社大祭に参列(2023(R5)・4・29) |
■令和5年4月29日合気神社(笠間市、旧岩間)において、恒例の合気神社大祭が賑々しく執り行われた。 コロナ感染も減少してきた事も有り、国内外から1,100名の合気道関係者や来賓が参拝に訪れた。ひたちなか合気会からも男女会員16名が参列した。
■大祭は、神殿にて午前11時から始まり、3名の神官により祝詞が奏上され、続いて雅楽が流れる中、玉串奉奠、参列者一同による神言奏上へと進んだ。 引き続き、合気道開祖・植芝盛平翁及び植芝吉祥丸2代道主の慰霊祭が執行された。 一連の神事の後に、主催者である道主の挨拶があり、その後、植芝充央本部道場長と植芝守央道主とによる奉納演武が行われた。 参列者は、間近で行われた流麗な演武に魅了され、記録に残そうとカメラやスマホで撮影録画する人も多く見られた。
■神殿での祭事は午後12時30分に終了して、引き続き、併設の茨城道場や中庭の緑地(合気苑)に場所を移し、4年ぶりの「直会」(懇親会)へと進んだ。 私は、師の計らいで道場内の末席では有るが、道主や来賓関係者のご挨拶を間近に接し、合気道の奥行きと素晴らしい一面を垣間見る貴重な体験が出来た。 その後、厳粛な神殿での行事とは反対に、直会は和気あいあいの雰囲気の中で行われていった。 新緑とツツジ咲き誇った中庭に、参拝者は各地区団体毎にブルーシートを敷き、陣を構え植芝家特製のお弁当等に舌鼓を打ち、植芝家から準備戴いた御神酒や、各団体が事前準備してきた飲み物で和やかに歓談を進めた。
■日頃お世話になっている鎌倉の武田義信師範始めAKIグループ10名の皆様と、今年も隣席となり交流させて頂いた。 武田師範からは「このような時期こそ合気道を通じて皆さんが協力して平和な世の中になるように努めていきましょう」と、お声を掛けていただきました。 歓談も盛り上がると、あちこちから笑い声が聞こえ、懐かしい再会話を咲かせる人も多くおり、記念撮影に乗ずるなど、和やかな時間があっという間に流れ、「神事の直会」は午後2時にお開きとなり、合気神社大祭行事は終了した。
■今回の幹事として4名の方々がご奉仕頂き感謝します。 また、合気神社大祭前の4月16日には、茨城県合気道連盟傘下各地区道場が周辺の清掃奉仕作業を行い、ひたちなか合気会からは16名が参加し汗を流した。
(M・K記)


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2023-3少年部卒業演武会 (令和5年3月12日開催) |
■少年部6年生の卒業を前にした、3月12日(日)ひたちなか市松戸体育館において 「6年生による卒業演武会」が開催された。 当日は、次の6年生に引き継ぐ事も視野に入れ、現5年生も参加して盛り上げた。 ひたちなか・那珂湊・東海地区の少年部の20名(6年生12名・5年生8名)と指導員他 10名の合計30名が参加して行われた。
■最初に、準備運動やストレッチ運動で身体を整え、体さばきや受け身などの基本的な事 を確認しあって、次に7名の指導員による各種技の指導がなされ、それぞれの指導員 が「一教」「入り身投げ」「小手返し」「四方投げ」「呼吸投げ」回転投げ「天地投げ」等の、 一つの技を受け持ち、少年部にわかりやすい表現と説明で指導したこともあり、子ども 達は真剣にかつ熱心に少しでも聞き漏らすまいと取り組んで、各種技を展開していた。
■その後、恒例の6年生12名による単独演武が行われた。 1人/4分間の時間を与えられ、居並ぶ指導員9名の中から、独自に受け者を指名する と言う「ひたちなかスタイルによる受け者指名」で演武がなされた。 多くの保護者が見守る中で、120畳の中央で、自分一人だけの演武は、大人には計り 知れないプレッシャーが有ったはずである。 その中で最初は、緊張のあまり堅さも見られ たが、技を重ねるうちに大きな声と強い気持ちで集中した結果、逞しさが表面に現れ夫々 の子どもが、今までにない緊張感や集中力が、私たちにも十分に伝わってきた。 演武を終えた6年生全員とも、やり切った清々しさで汗を拭っていたが、見学に訪れた 保護者から盛大な拍手が送られていた、同時に保護者の方も自分の子どもの素晴らしい 演武と日頃見る事のない逞しさに感激していたようであった。
■その後、見学していた5年生からから「声や技も大きく素晴らしい 演武でした」「私たちも 6年生のようになりたい」の感想が、一人ずつ述べられた。 この事により、5年生の脳裏に6年生の雄姿が焼き付き、次に引継ぎ生きてくると確信した。
■最後に、五十嵐師範から今回の趣旨と目的と併せ講評がなされ「6年生の今までの頑張り と、中学校に入学しても今まで合気道で養った体力と強い気持ちを大きな支えとして、 中学校での勉強や知識や体験を通じて、大人になるための次の努力を積重ねてください」 と挨拶があり、豪華お弁当が参加者全員により配られた。 (コロナの関係で、皆で膝を突き合わせて会食は出来なかったが、来年こそは、コロナ以前 の状態に戻し、1泊の合宿により更に充実した思いで深い内容にしたいものである) ( R ・ O 記 )
 
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第57回 全日本合気道演武大会(日本武道館)に22名出場(2019・5・25) |
■令和元年5月25日(土)第57回全日本合気道演武大会が盛大に開催された。 ひたちなか合気会からは22名が参加した。 朝8時04分勝田発の特急に乗車し、東京駅に降りた頃には、雲一つない青空が広がり日差しも強く気温が上がり「熱中症に注意」と出掛の際のラジオで呼び掛けていたのを思い出した。
【第一部 国会議事堂見学】 ■今回、武道館へ行く前に、何と「大人の国会議事堂見学会」が予定されていた。 地元選出の参議院副議長 郡司彰先生と五十嵐先生の交流で実現したもので、郡司彰先生や地元事務所飯村秘書官の特別な計らいもあり、国会議事堂の歴史や建築様式や特徴なども含め、普段の見学コース以外のプレミアムな場所まで、郡司先生自ら引率説明をして頂いた。 明治初期から欧米列国に倣い近代化へ大きく舵を切った黎明期に貧しい時代の国家予算を投入し建築されたと聞き、当時に感慨深い思いを馳せる事が出来た。 普段TVでしか見る事のなかった、国政最高機関を体感し政治を真直かに感じ取る事が出来た。 最後は、お決まりの議事堂前での記念撮影や、副議長室での懇談撮影等まで、超多忙のなか、私達の為に時間を作りご案内いただいた郡司先生はじめ関係の方々にお礼を申し上げ、議事堂を後にした。 (今回場所柄をわきまえず、バカンス服装で参加した者がおり失笑を買い、指導不足反省有り)
【第二部 全日本合気道演武大会】 ■その後、地下鉄で九段下に向かい日本武道館の正面玄関に着いたのは、丁度12時であった。 食事後、地下の東側控室で着替えを済ませ演武者でごった返すアリーナ入口で待機した。 今年も出番はプログラム第1部で17番・13時頃で、昨年同様の「青畳演武場60畳」である。 小走りに入場し挨拶を交わすと同時に大太鼓が鳴った。その後は11組22名がそれぞれの課題技を無心で精一杯演武を行った。気が付くと、1分30秒の大太鼓が鳴り響き終了である。 もう少し演武をしたい思いがあるが全精力を込めて行ったので自分としては満足である。 ■演武終了後、武道館正面玄関の大看板を背に恒例の集合写真を撮り、着替え後 他団体の方々の演武や高段位先生方の演武を拝見し勉強させて頂いた。 同じ技でも夫々に特徴や変化があり、その違いを感じとり学ぶ事が、今後の稽古のよい刺激となり大いに自己啓発させて頂いている。
【第三部 反省会】 ■夕刻には、ここ数年馴染みにしている東京駅傍の12階のバイキングレストランに移動した。 美味しい料理とお酒で話が弾み楽しい時間が過ぎていく。地上12階ガラス張りの窓から見るビル群に夕陽が暮れはじめる頃には心も和らぎ、今日の演武の感想や思いを其々に今日の思いを語っていただいた。全員が異口同音に国会議事堂見学の感動に触れると同時に、武道館での思いを述べていた。その中で特筆は初参加の4名の方が、日本武道館という大きな晴れの舞台で演武を出来た喜びと充実感を熱く述べていたことが印象に残った。 ■大会プログラムの道主の挨拶に「新元号での新しき時代の第一歩を踏み出した記念すべき大会となった。」との一文があった。「お互いを尊重する、和の武道」という合気道の精神が、世界中の人々に広がっている意味を深く考えつつ感謝の気持ちを強く感じた一日であった。 (M・K記)

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令和元年 鶴岡八幡宮 春季奉納研修会兼演武大会へ参加(2019・5・11) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 菖蒲祭の奉納研修会並びに演武大会が5月11日(土)開催された。 神奈川県を中心に約220名の方々が参加した。この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、 武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して、 50年も継続し開催されている。 今回、ひたちなか合気会からは11名がこの奉納研修会並びに演武大会に参加した。 第一部として研修会が1時間半行われ、続けて第二部の演武大会へと続く構成である。 ■10時からの奉納研修会に参加するため、私達は勝田駅から早朝の「特急ときわ号」に乗車した。鎌倉に到着すると、五月晴れのなか、心地よい新しい令和の風が私達を迎えてくれた。普段賑やかで自由に歩けない小町通りは、まだ人通りが少なくスムーズに抜け出る事が でき、八幡宮の研修道場に到着、すぐに着替えを整え神前に整列した。 厳かな雰囲気に包まれる中、神職の修祓祝詞を奏上のあと、重厚な太鼓の音に合わせて皆で深々と拝礼した後、奉納稽研修会が始まった。 ■今年も奉納研修会は(公財)合気会植芝充央本部道場長をお迎えし開催された。 植芝道場長は、合気道の技は「入身」、「転換」、「転身」、「呼吸」から成り、それらの基礎の上に様々な技ができていることを説かれ、基礎の動きとそれらを組み合わせた技を順に丁寧に模範を示された。稽古中には、植芝道場長自ら精力的に稽古の輪の中に入って行かれ、積極的に参加者に技をかけて、基本的な動きを示された。 幸運な事に私も植芝道場長に技をかけて頂き、重心の低い安定した体捌き、足運びを体感し、今後の稽古にそのイメージを活かしたいと感じた。研修道場は多くの参加者の熱気に溢れ、他道場の方々との稽古を通じ今後の研鑽に繋がる刺激を大いに受けることが出来た。 ■研修会に引き続き、参加38団体による奉納演武が同 研修道場で行われた。 AKIグループ他、神奈川県合気道連盟加盟各団体による演武の後、前半の最後はAKI主宰の武田義信師範による華麗な演武が披露された。 私達ひたちなか合気会は、友好団体演武として前半の部で10名5組の同時演武、後半の部で五十嵐師範による演武を行なわせて頂いた。 奉納演武の締め括りとして植芝充央本部道場長による総合演武が披露された。参加者は皆、姿勢を正し、植芝先生の演武を今後の稽古の模範とすべく、一挙手一投足を眼に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。 ■次に、場所を鶴岡八幡宮内の「直殿」に移し、「直会」が大勢の参加で行われた。 八幡宮権禰宜様や植芝充央本部道場長によるご挨拶を頂き、他団体との交流を通じて楽しいひと時を過ごすことができた。帰途、鎌倉駅に向かう街中は古都の風情を楽しむ観光客で賑わっていた。今年も、鶴岡八幡宮のご神域で稽古・演武を行う機会を頂き「令和」最初の奉納演武大会ということもあり、令和の名にふさわしい美しい合気を目指していくため研鑽を積んでいこうと気持ちを新たにした。 (Y・S)記

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快晴のなかでの合気神社大祭(2019・4・29) |
平成最後のH31年4月29日、合気神社(笠間市、旧岩間町)において、 恒例の合気神社大祭が執り行われた。 国内外から1,600名以上の合気道関係者の方々が訪れ、ひたちなか合気会か らも、会員と家族合わせ30名が参列した。
大祭は、神殿にて午前11時から始まり、4名の神官により祝詞が奏上され、 続いて雅楽が流れる中、玉串奉てん、参列者一同による神言奏上へと進んだ。 引き続き、合気道開祖・植芝盛平50年祭及び2代道主・植芝吉祥丸20年祭 が執行された。一連の神事の後に、主催者である道主の挨拶があり、その後、 植芝守央道主と植芝充央本部道場長による奉納演武が行われた。 参列者は、 間近で行われる流麗な演武に魅了され、記録に残そうとカメラのシャッター を切る人やビデオ録画をする人も多く見られた。
神殿での行事は午後12時30分に終了して、引き続き、併設の茨城道場の 中庭の緑地(合気苑)に場所を移し、お待ちかねの「直会」(懇親会)へと進んだ。 厳粛な神殿での行事とは反対に、直会は和気あいあいの雰囲気の中で行われた。 新緑とツツジが美しい中庭に、参拝者は団体毎にブルーシートを敷き、陣を構 え、合気会特製のお弁当等に舌鼓を打ち、各団体が事前準備してきたビールやドリンクを飲みながら歓談した。 今年も、日頃お世話になっている鎌倉の武田義信師範のAKIグループの皆様 との隣席となり交流させて頂いた。 歓談も盛り上がると、あちこちから笑い声が聞こえ、懐かしい再会に話を咲か せる人も多くおり、また植芝守央道主ご夫妻は、各団体を回り、記念撮影に応じられるなど、和やかな時間があっという間に流れた。 直会は午後2時にお開きとなり、一連の合気神社大祭行事を終了した。
2日後には、新天皇が即位され、「平成」から「令和」の時代に移り変ったが、合気道は「令和」の時代にもふさわしい武道であると、つくづく思う一日でした。 (H・K記)


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第21回 明武館古武道演武大会に出場(2019.4.14) |
4月14日(日)第21回 明武館古武道演武大会が松戸体育館にて開催された。 明武館古武道演武大会は、ひたちなか市平磯にある「明武館道場」根本憲一宗家御一門の方々並びに交流団体による演武大会である。
「無比無敵流杖術」「為我流派勝新流柔術」をはじめ、「水府神道流居合術」・「鏡心流抜刀術」「日本空手道拳友会」「田谷の棒術」などの演武を拝見することが出来るまたとない機会である。
ひたちなかの合気道からは、17名が参加し【第Ⅰ部】では、 基本技・座技・半立技・片手・両手・横面打ち・正面打ち・胸肩取を演武し 【第Ⅱ部】では,変化技、徒手・胸肩取・後取・対剣杖技を演武させて頂いた。 同じく【第Ⅲ部】では 鹿島神流剣術の組太刀を演武し、其々が五十嵐師範から与えられた課題技を精一杯演武した。
「無比無敵流杖術」の由来には、槍の名手で流祖佐々木哲斉徳久が関ヶ原の戦いにおいて激戦中に槍先が折れ、その柄をもって奮戦し、その後、各地を遍歴、水戸地方に伝承。明和、天明の頃より民衆の自衛武術として伝承発達、無比無敵流杖術として隆盛を極めた。との説明がある。
長い間の時を経て磨き続けられ伝承されてきた「技やその精神」に思いを馳せると「民衆の自衛武術」というものは、武器を持てない一般民衆が身近にある棒や農具を武具とし大声で敵を威嚇して必死に戦い、如何にして身を守っただろうか、その深淵には、生きるか死ぬかの瀬戸際の中で、武術を習得する事で強靭な精神が養われ、体系化し武道の精神へと昇華していったのではないかという思いを自分なりに感じとらせて頂いた。
近年、毎年参加させて頂いているが、出場される流派の方々の演武を拝見すると、何かしら、新しい見方や感覚が湧いてくる。 この事を師に話したところ「見る眼が肥えて来たのであろう」との言葉を頂いた。 この思いを大切にして、これからの稽古に励んでいきたいと思う。
春霞の中、素晴らしい古武道の技を拝見することができた。 そして、新たな思いが芽吹いた一日であった。 (M・K記)

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2019春季少年部5~6年生合宿 (3・16~3・17) |
■恒例の少年部春季合宿が、去る3月16日(土)17日(日)の1泊2日で行われた。 この合宿は20年以上の伝統があり、4月に卒業する6年生と後継の5年生が参加 している合宿で有り、6年生から5年生への引き継ぎと、5年生がお世話になった6 年生へ感謝を込め送る意味で毎年この時期に行っているもので、白亜紀時代の岩礁が 今も残っている、ひたちなか市平磯海岸の「民宿ほりぞえ」を宿泊場所として行われた。 ■今回は、ひたちなか市の地元 松戸道場・那珂湊道場、隣の東海村少年団の東海道場 からも団員24名と指導者9名の総勢33名が参加して行われた。 ■第1日目は、市内「松戸体育館武道場」でトレーニングゲームや各種受身・基本技等 をゆっくりと大きな動きと合わせ細かい動作も確認しながら真剣に元気に行っていた。 その後、指導員のマイカーに分乗民宿へ移動した、部屋割りのあとはお待ちかねの美味しい夕食をワイワイ弾みながら楽しんでいた。また、食事後は大きなお風呂に入る機会の少ない現代っ子は、お風呂でも5~6名同士ではしゃぎながら汗を流して心地よい湯に浸かっていたようで、指導員にその様子を楽しそうに報告してくれる子ども達であった。 入浴後のミーティングや発表会では、6年生と5年生や指導員が、フルーツケーキを味わいながら楽しそうに談笑する姿が見られた。また、5年生からは卒業する6年生へお礼の言葉が贈られた。一方6年生からは、合気道少年団での懐かしい思い出や指導員への感謝の言葉、また5年生への励ましの言葉が多く寄せられた。 ■2日目は、早朝6時に起床後、近くの平磯中学校に移動し、ストレッチ主体のトレーニングを行ったのち、平磯海岸の遊歩道を探索し民宿に戻り 炊き立てのあつあつご飯と磯の香のみそ汁の定番の食事を摂った後、昨日と同様に指導員のマイカーに分乗し、8時30分には那珂湊港を見下ろす「那珂湊武道館」に場所を移した。 ■2日目のメインは6年生による「卒業演武」である。 最初に身体慣らしや、今まで以上のダイナミックな受け身や基本技10種の学習を全員で行ったあと、いよいよ6年生による卒業演武である。 当日参加の指導員も含め9名の中から1名の指導員を6年生が受け者に指名し、それぞれがこれまでに習得した技を基に「3分間の自由演武」を行った。 5年生や指導員他に見学に訪れた保護者等多くが見守る中で、120畳の武道場に立つ勇気と自分一人だけの演武は緊張で一杯のはずである。 初めは堅さも見られたが、技を重ねるにつれて大きな声も出て力強い逞しい演武となった。 特筆すべきは、子ども達は緊張した中でこそ集中し未知の潜在能力が引き出され、今までの稽古の成果が充分表れて元気よく凛々しく感じられた。 (これは、6年生にとってかけがえない思い出と大きな自信に繋がったようである。) 13名の卒業生全員の力一杯の演武も無事に終了した時には、素晴しさやその感動溢れる雄姿は、那珂湊海岸の海面に照らされた陽の光と同様に輝いていた。 見学の5年生や指導員・保護者の方からも大きな拍手が送られた。特に保護者の方には、素晴らしい我が子の演武に感激し、その成長に眼元を潤ませる方もおられた。 見守った5年生達は、6年生の素晴らしい技や気迫に感動し、来年は自分達の番だと心を新たにしていたようである。 また、指導員はこれまでの6年生の歩みを身近に見守って来ただけにその進歩成長をしっかりと感じ取りつつ感慨深いものがあった。 (Y.S記)

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