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第57回 全日本合気道演武大会(日本武道館)に22名出場(2019・5・25) |
■令和元年5月25日(土)第57回全日本合気道演武大会が盛大に開催された。 ひたちなか合気会からは22名が参加した。 朝8時04分勝田発の特急に乗車し、東京駅に降りた頃には、雲一つない青空が広がり日差しも強く気温が上がり「熱中症に注意」と出掛の際のラジオで呼び掛けていたのを思い出した。
【第一部 国会議事堂見学】 ■今回、武道館へ行く前に、何と「大人の国会議事堂見学会」が予定されていた。 地元選出の参議院副議長 郡司彰先生と五十嵐先生の交流で実現したもので、郡司彰先生や地元事務所飯村秘書官の特別な計らいもあり、国会議事堂の歴史や建築様式や特徴なども含め、普段の見学コース以外のプレミアムな場所まで、郡司先生自ら引率説明をして頂いた。 明治初期から欧米列国に倣い近代化へ大きく舵を切った黎明期に貧しい時代の国家予算を投入し建築されたと聞き、当時に感慨深い思いを馳せる事が出来た。 普段TVでしか見る事のなかった、国政最高機関を体感し政治を真直かに感じ取る事が出来た。 最後は、お決まりの議事堂前での記念撮影や、副議長室での懇談撮影等まで、超多忙のなか、私達の為に時間を作りご案内いただいた郡司先生はじめ関係の方々にお礼を申し上げ、議事堂を後にした。 (今回場所柄をわきまえず、バカンス服装で参加した者がおり失笑を買い、指導不足反省有り)
【第二部 全日本合気道演武大会】 ■その後、地下鉄で九段下に向かい日本武道館の正面玄関に着いたのは、丁度12時であった。 食事後、地下の東側控室で着替えを済ませ演武者でごった返すアリーナ入口で待機した。 今年も出番はプログラム第1部で17番・13時頃で、昨年同様の「青畳演武場60畳」である。 小走りに入場し挨拶を交わすと同時に大太鼓が鳴った。その後は11組22名がそれぞれの課題技を無心で精一杯演武を行った。気が付くと、1分30秒の大太鼓が鳴り響き終了である。 もう少し演武をしたい思いがあるが全精力を込めて行ったので自分としては満足である。 ■演武終了後、武道館正面玄関の大看板を背に恒例の集合写真を撮り、着替え後 他団体の方々の演武や高段位先生方の演武を拝見し勉強させて頂いた。 同じ技でも夫々に特徴や変化があり、その違いを感じとり学ぶ事が、今後の稽古のよい刺激となり大いに自己啓発させて頂いている。
【第三部 反省会】 ■夕刻には、ここ数年馴染みにしている東京駅傍の12階のバイキングレストランに移動した。 美味しい料理とお酒で話が弾み楽しい時間が過ぎていく。地上12階ガラス張りの窓から見るビル群に夕陽が暮れはじめる頃には心も和らぎ、今日の演武の感想や思いを其々に今日の思いを語っていただいた。全員が異口同音に国会議事堂見学の感動に触れると同時に、武道館での思いを述べていた。その中で特筆は初参加の4名の方が、日本武道館という大きな晴れの舞台で演武を出来た喜びと充実感を熱く述べていたことが印象に残った。 ■大会プログラムの道主の挨拶に「新元号での新しき時代の第一歩を踏み出した記念すべき大会となった。」との一文があった。「お互いを尊重する、和の武道」という合気道の精神が、世界中の人々に広がっている意味を深く考えつつ感謝の気持ちを強く感じた一日であった。 (M・K記)

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令和元年 鶴岡八幡宮 春季奉納研修会兼演武大会へ参加(2019・5・11) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 菖蒲祭の奉納研修会並びに演武大会が5月11日(土)開催された。 神奈川県を中心に約220名の方々が参加した。この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、 武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して、 50年も継続し開催されている。 今回、ひたちなか合気会からは11名がこの奉納研修会並びに演武大会に参加した。 第一部として研修会が1時間半行われ、続けて第二部の演武大会へと続く構成である。 ■10時からの奉納研修会に参加するため、私達は勝田駅から早朝の「特急ときわ号」に乗車した。鎌倉に到着すると、五月晴れのなか、心地よい新しい令和の風が私達を迎えてくれた。普段賑やかで自由に歩けない小町通りは、まだ人通りが少なくスムーズに抜け出る事が でき、八幡宮の研修道場に到着、すぐに着替えを整え神前に整列した。 厳かな雰囲気に包まれる中、神職の修祓祝詞を奏上のあと、重厚な太鼓の音に合わせて皆で深々と拝礼した後、奉納稽研修会が始まった。 ■今年も奉納研修会は(公財)合気会植芝充央本部道場長をお迎えし開催された。 植芝道場長は、合気道の技は「入身」、「転換」、「転身」、「呼吸」から成り、それらの基礎の上に様々な技ができていることを説かれ、基礎の動きとそれらを組み合わせた技を順に丁寧に模範を示された。稽古中には、植芝道場長自ら精力的に稽古の輪の中に入って行かれ、積極的に参加者に技をかけて、基本的な動きを示された。 幸運な事に私も植芝道場長に技をかけて頂き、重心の低い安定した体捌き、足運びを体感し、今後の稽古にそのイメージを活かしたいと感じた。研修道場は多くの参加者の熱気に溢れ、他道場の方々との稽古を通じ今後の研鑽に繋がる刺激を大いに受けることが出来た。 ■研修会に引き続き、参加38団体による奉納演武が同 研修道場で行われた。 AKIグループ他、神奈川県合気道連盟加盟各団体による演武の後、前半の最後はAKI主宰の武田義信師範による華麗な演武が披露された。 私達ひたちなか合気会は、友好団体演武として前半の部で10名5組の同時演武、後半の部で五十嵐師範による演武を行なわせて頂いた。 奉納演武の締め括りとして植芝充央本部道場長による総合演武が披露された。参加者は皆、姿勢を正し、植芝先生の演武を今後の稽古の模範とすべく、一挙手一投足を眼に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。 ■次に、場所を鶴岡八幡宮内の「直殿」に移し、「直会」が大勢の参加で行われた。 八幡宮権禰宜様や植芝充央本部道場長によるご挨拶を頂き、他団体との交流を通じて楽しいひと時を過ごすことができた。帰途、鎌倉駅に向かう街中は古都の風情を楽しむ観光客で賑わっていた。今年も、鶴岡八幡宮のご神域で稽古・演武を行う機会を頂き「令和」最初の奉納演武大会ということもあり、令和の名にふさわしい美しい合気を目指していくため研鑽を積んでいこうと気持ちを新たにした。 (Y・S)記

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快晴のなかでの合気神社大祭(2019・4・29) |
平成最後のH31年4月29日、合気神社(笠間市、旧岩間町)において、 恒例の合気神社大祭が執り行われた。 国内外から1,600名以上の合気道関係者の方々が訪れ、ひたちなか合気会か らも、会員と家族合わせ30名が参列した。
大祭は、神殿にて午前11時から始まり、4名の神官により祝詞が奏上され、 続いて雅楽が流れる中、玉串奉てん、参列者一同による神言奏上へと進んだ。 引き続き、合気道開祖・植芝盛平50年祭及び2代道主・植芝吉祥丸20年祭 が執行された。一連の神事の後に、主催者である道主の挨拶があり、その後、 植芝守央道主と植芝充央本部道場長による奉納演武が行われた。 参列者は、 間近で行われる流麗な演武に魅了され、記録に残そうとカメラのシャッター を切る人やビデオ録画をする人も多く見られた。
神殿での行事は午後12時30分に終了して、引き続き、併設の茨城道場の 中庭の緑地(合気苑)に場所を移し、お待ちかねの「直会」(懇親会)へと進んだ。 厳粛な神殿での行事とは反対に、直会は和気あいあいの雰囲気の中で行われた。 新緑とツツジが美しい中庭に、参拝者は団体毎にブルーシートを敷き、陣を構 え、合気会特製のお弁当等に舌鼓を打ち、各団体が事前準備してきたビールやドリンクを飲みながら歓談した。 今年も、日頃お世話になっている鎌倉の武田義信師範のAKIグループの皆様 との隣席となり交流させて頂いた。 歓談も盛り上がると、あちこちから笑い声が聞こえ、懐かしい再会に話を咲か せる人も多くおり、また植芝守央道主ご夫妻は、各団体を回り、記念撮影に応じられるなど、和やかな時間があっという間に流れた。 直会は午後2時にお開きとなり、一連の合気神社大祭行事を終了した。
2日後には、新天皇が即位され、「平成」から「令和」の時代に移り変ったが、合気道は「令和」の時代にもふさわしい武道であると、つくづく思う一日でした。 (H・K記)


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第21回 明武館古武道演武大会に出場(2019.4.14) |
4月14日(日)第21回 明武館古武道演武大会が松戸体育館にて開催された。 明武館古武道演武大会は、ひたちなか市平磯にある「明武館道場」根本憲一宗家御一門の方々並びに交流団体による演武大会である。
「無比無敵流杖術」「為我流派勝新流柔術」をはじめ、「水府神道流居合術」・「鏡心流抜刀術」「日本空手道拳友会」「田谷の棒術」などの演武を拝見することが出来るまたとない機会である。
ひたちなかの合気道からは、17名が参加し【第Ⅰ部】では、 基本技・座技・半立技・片手・両手・横面打ち・正面打ち・胸肩取を演武し 【第Ⅱ部】では,変化技、徒手・胸肩取・後取・対剣杖技を演武させて頂いた。 同じく【第Ⅲ部】では 鹿島神流剣術の組太刀を演武し、其々が五十嵐師範から与えられた課題技を精一杯演武した。
「無比無敵流杖術」の由来には、槍の名手で流祖佐々木哲斉徳久が関ヶ原の戦いにおいて激戦中に槍先が折れ、その柄をもって奮戦し、その後、各地を遍歴、水戸地方に伝承。明和、天明の頃より民衆の自衛武術として伝承発達、無比無敵流杖術として隆盛を極めた。との説明がある。
長い間の時を経て磨き続けられ伝承されてきた「技やその精神」に思いを馳せると「民衆の自衛武術」というものは、武器を持てない一般民衆が身近にある棒や農具を武具とし大声で敵を威嚇して必死に戦い、如何にして身を守っただろうか、その深淵には、生きるか死ぬかの瀬戸際の中で、武術を習得する事で強靭な精神が養われ、体系化し武道の精神へと昇華していったのではないかという思いを自分なりに感じとらせて頂いた。
近年、毎年参加させて頂いているが、出場される流派の方々の演武を拝見すると、何かしら、新しい見方や感覚が湧いてくる。 この事を師に話したところ「見る眼が肥えて来たのであろう」との言葉を頂いた。 この思いを大切にして、これからの稽古に励んでいきたいと思う。
春霞の中、素晴らしい古武道の技を拝見することができた。 そして、新たな思いが芽吹いた一日であった。 (M・K記)

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2019春季少年部5~6年生合宿 (3・16~3・17) |
■恒例の少年部春季合宿が、去る3月16日(土)17日(日)の1泊2日で行われた。 この合宿は20年以上の伝統があり、4月に卒業する6年生と後継の5年生が参加 している合宿で有り、6年生から5年生への引き継ぎと、5年生がお世話になった6 年生へ感謝を込め送る意味で毎年この時期に行っているもので、白亜紀時代の岩礁が 今も残っている、ひたちなか市平磯海岸の「民宿ほりぞえ」を宿泊場所として行われた。 ■今回は、ひたちなか市の地元 松戸道場・那珂湊道場、隣の東海村少年団の東海道場 からも団員24名と指導者9名の総勢33名が参加して行われた。 ■第1日目は、市内「松戸体育館武道場」でトレーニングゲームや各種受身・基本技等 をゆっくりと大きな動きと合わせ細かい動作も確認しながら真剣に元気に行っていた。 その後、指導員のマイカーに分乗民宿へ移動した、部屋割りのあとはお待ちかねの美味しい夕食をワイワイ弾みながら楽しんでいた。また、食事後は大きなお風呂に入る機会の少ない現代っ子は、お風呂でも5~6名同士ではしゃぎながら汗を流して心地よい湯に浸かっていたようで、指導員にその様子を楽しそうに報告してくれる子ども達であった。 入浴後のミーティングや発表会では、6年生と5年生や指導員が、フルーツケーキを味わいながら楽しそうに談笑する姿が見られた。また、5年生からは卒業する6年生へお礼の言葉が贈られた。一方6年生からは、合気道少年団での懐かしい思い出や指導員への感謝の言葉、また5年生への励ましの言葉が多く寄せられた。 ■2日目は、早朝6時に起床後、近くの平磯中学校に移動し、ストレッチ主体のトレーニングを行ったのち、平磯海岸の遊歩道を探索し民宿に戻り 炊き立てのあつあつご飯と磯の香のみそ汁の定番の食事を摂った後、昨日と同様に指導員のマイカーに分乗し、8時30分には那珂湊港を見下ろす「那珂湊武道館」に場所を移した。 ■2日目のメインは6年生による「卒業演武」である。 最初に身体慣らしや、今まで以上のダイナミックな受け身や基本技10種の学習を全員で行ったあと、いよいよ6年生による卒業演武である。 当日参加の指導員も含め9名の中から1名の指導員を6年生が受け者に指名し、それぞれがこれまでに習得した技を基に「3分間の自由演武」を行った。 5年生や指導員他に見学に訪れた保護者等多くが見守る中で、120畳の武道場に立つ勇気と自分一人だけの演武は緊張で一杯のはずである。 初めは堅さも見られたが、技を重ねるにつれて大きな声も出て力強い逞しい演武となった。 特筆すべきは、子ども達は緊張した中でこそ集中し未知の潜在能力が引き出され、今までの稽古の成果が充分表れて元気よく凛々しく感じられた。 (これは、6年生にとってかけがえない思い出と大きな自信に繋がったようである。) 13名の卒業生全員の力一杯の演武も無事に終了した時には、素晴しさやその感動溢れる雄姿は、那珂湊海岸の海面に照らされた陽の光と同様に輝いていた。 見学の5年生や指導員・保護者の方からも大きな拍手が送られた。特に保護者の方には、素晴らしい我が子の演武に感激し、その成長に眼元を潤ませる方もおられた。 見守った5年生達は、6年生の素晴らしい技や気迫に感動し、来年は自分達の番だと心を新たにしていたようである。 また、指導員はこれまでの6年生の歩みを身近に見守って来ただけにその進歩成長をしっかりと感じ取りつつ感慨深いものがあった。 (Y.S記)

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H30 第43回ひたちなか市合気道演武大会を開催 (2018・11・18) |

■ひたちなか市総合運動公園にある総合体育館武道場で第43回ひたちなか市合気道演武大会が開催され、ひたちなか(勝田・那珂湊)、東海、常陸大宮、日立等の各地区会員や友好団体と合わせ275名が参加した。 冒頭の開会式では地元選出の国会議員4名による激励の挨拶を頂戴し演武が始められた。 ひたちなか地区の一般部約75名、少年部80名155名に加えて、日頃から当会と交流のある県内外の友好団体からも、約22団体、120名の方にもお越し頂き演武を披露して頂いた。 大会は、1年間の研鑽の成果を発表する重要な場であり、会員は皆、それぞれの演武に向けて、更なる錬磨と気合を入れ直し臨んでいた。
■第1部は、ひたちなか合気会会員による演武である。地区毎に、一般部及び少年部の演武を行った。五十嵐師範からの与えられた課題技を会員それぞれが、そのテーマを達成するため、研鑽してきた演武を行った。また、演武の特徴として、はつらつとした中高生による演武、女性会員による柔らかな演武に加え、護身術としての合気道を意識した「護身応用技」の演武、多人数を相手にした真剣勝負さながらの「多人数掛け」の迫力ある演武を行った。「護身応用技」と「多人数掛け」「武器取り技」は、当演武大会の中でもとりわけ高い目標設定がなされ、演武を行う者は、普段の稽古の後も入念に演武の稽古を重ねて当日に臨んだ。特に少年部においては、各地区の特徴溢れる内容が織り込まれて指導者の熱意が感じられており、凛として元気溢れるハツラツ演武には、観覧の保護者の方々から熱い声援のもと大きな拍手浴びていた。 第1部の締め括りとして、ひたちなか合気会会長の五十嵐師範による演武が披露された。 ■第2部は、友好団体による演武である。県内外の関東近郊からも来場され、演武を披露して頂いた。年間を通じて合同稽古や演武大会などでお世話になっている友好団体の方々であり、それぞれ研鑽を積んでこられた技の数々を拝見し、ひたちなか合気会の会員にとっても今後の稽古に向けて大いに刺激となった。ひたちなか合気道少年団選抜では、7月に日本武道館で行われた全日本少年少女合気道錬成大会に出場した子供たちによる元気一杯のダイナミックでスピード感ある演武を行っていた。また、合気道以外にも、ひたちなか市平磯の明武館の皆様による古流(杖術・柔術)の裂帛な気合のなか演武が行われ、古流の特徴ある身体の運用について大変興味深く勉強させて頂いた。 第2部の締め括りとして、当団体の顧問師範である、(公財)合気会本部道場指導部師範の安野正敏(八段)先生による迫力のある豪快で俊敏な演武が披露され、合気道の理合いをお示し頂いた。会員一同、安野師範の演武から何か少しでも吸収し勉強させて頂こうと目を凝らして、先生の一挙手一投足に注目して勉強させて頂いた。 ■演武大会終了後は、場所を「ワークプラザ勝田」に移し、手作り懇親会が行われた。懇親会では、友好団体の方々からご挨拶を頂くとともに、ひたちなか合気会名物の余興や銘酒の利き酒大会なども行い、つかの間のひと時であったが、楽しい時間を共有することができた。 ■来年に向けては、今回の演武の反省点を踏まえて一層稽古に励み、来年も素晴らしい演武大会とすることができるよう、頑張って行きたい。 なお、演武大会の開催に当たっては、運営委員会の方々による計画や、会場準備・撤収作業には、少年団の保護者の皆様のお手伝いを頂き、短時間で効率的に進めることができました。この場を借りて、ご協力に深く感謝申し上げます。 (Y・S)記
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第37回茨城県合気道演武大会参加 優秀賞受賞 2018-10-21(日) |
■秋晴れの10月21日(日)笠間市岩間武道館において、第37回茨城県合気道演武大会が開催された。 毎年この時期に、茨城県合気道連盟傘下の団体が一堂に会し、心技の錬磨を披露すると共に相互の研鑽と交流を図る場の大会である。
■今年は特に来年の茨城国体「デモンストレーション合気道」に向けてのプレ大会としてのリハーサルも兼ねた大会であり、県内より17支部と3少年団他中高2校の、総勢380名が出場し、其々の団体が特徴ある演武を披露した。
■第一部は「指導者演武」として、其々の団体の指導者が「合気道の幅広い技の、基本技から応用変化技・多人数掛り・武器技等の中から、与え得られた課題を一つ」披露するという試みで実施された。 演武された方は、皆さん高段者だけに気合のこもった迫力の有る演武であった。
■第二部は、各少年団や各地区団体による団体演武や、招待演武として地元の笠間岩間中学校や県立友部高等学校同好会の生徒が、多彩な技が繰り広げられた。
■ひたちなか合気会からは、第一部指導者演武で、五十嵐師範や住谷先生による「一~五教の基本技」を披露され、第二部ではひたちなか合気道少年団代表の14名による、キビキビとした動きの速い少年部らしい演武を披露、終了後には観覧者から大きな拍手をいただいていた。 また、ひたちなか合気会(各道場代表)の一般部演武は、22名が出場し、100畳余りの会場をところ狭しと、ダイナミックな演武を披露した。
■大会終了後の閉会式で、県内各地区の中から1団体に贈られる「優秀賞」を今回初めて頂いた事は参加された皆さんの大きな励みに繋がった。 特にひたちなか合気道少年団のハツラツした演武については多くの方から賞賛を受け、この事が今回の受賞に結びついたものである。 参加された皆さんお疲れ様でした。 少年団の皆さん頑張りましたね。 有難うございます。 来年も頑張りましょう。 (来年の国体の本大会は、8月25日(日)17時からです)
M ・ M 記

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H30 鶴岡八幡宮秋季例大祭 奉納合気道演武大会へ11名参加 (2018・9・8) |
■鶴岡八幡宮 秋季例大祭 合気道奉納稽古並びに演武大会が、9月8日(土)に開催された。 この大会は5月の春季例大祭菖蒲祭に開催される奉納演武大会と同様に「鶴岡八幡宮が主催」し、武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して毎年開催されており、今回は120名が参加した。 第一部として奉納稽古が1時間半行われ、続けて第二部奉納演と続く構成である。 毎回、特別な計らいを受け、ひたちなか合気会から11名が、この奉納稽古と演武大会に参加した。
■「奉納稽古会」は、神社併設「研修道場」武田義信師範により2時間近く懇切な指導がなされた。 武田師範の手先から足先まで身体全体を大きく使った動きをよく見て真似て、ご指導の意味を考えながら、参加されたAKIを中心に神奈川県合気道連盟の方々と一緒に稽古に取り組んだ。 暑い中にも時折道場を吹き抜ける涼やかな風を肌で感じながら集中した稽古を行った。 稽古中に武田師範から直接のご指導も頂き、師範の技を間近に見たり・手ほどきを受け、その柔らかな無駄のない自然な動きやオーラを受け、言いようのない感銘を受けた。
■稽古会に引き続き、参加者による「奉納演武」が同研修道場で行われた。 AKI、神奈川県合気道連盟加盟団体による演武の後、前半の最後はAKI本部道場長の武田大雄先生の演武が披露された。 後半の演武では、私達ひたちなか合気会も10名5組の同時演武と、五十嵐師範による演武を行った。 奉納演武の締め括りは、武田義信師範による、相手の気や力を吸収し導く、柔らかな動きと体捌きによる、素晴らしいい豪快な演武が披露された。
■演武大会終了後は、場所を鎌倉駅前の中国飯店に移して「直会」が行われた。 直会でも同様に大勢の参加があり、来賓の八幡宮の権禰宜様はじめ神奈川県連盟幹部の方々や、各地区道場の方々と歓談し、楽しい有意義なひと時を過ごすことができた。 鶴岡八幡宮のご神域での稽古・演武は、普段の稽古とは違う新鮮で清々しさを感じることができ、また神奈川県の合気道の仲間との交流もあり、とても充実した一日を過ごすことができた。 (Y・S)記
<次様に続く>
初めての講習会と演武大会に参加 (初めて参加した方の感想)
■朝早く6時22分勝田発の「特急ときわ号」に乗車するために、前夜早めに床に着きました。 初めての参加という事も有り、緊張のあまり深く眠る事も出来ず、意外と自分が繊細?なのだな、と気づかされました。 鎌倉に到着すると空は青々と晴れ上がり、特別に暑かった今年の夏の終わりに相応しい、強い陽ざしが鎌倉の街並みを明るく照らしていました。 八幡宮までの道程は思ったより長く感じ、さながら本日の修行の始まりを予感させました。
■会場である鶴岡八幡宮研修道場に着くと、神社の格式に相応しい佇まいと雰囲気と厳粛さに驚き、道場内に一歩足を踏み入れると、正面に立派なご神前が威容を誇っており、その脇には見た事もない大太鼓が陣取っていました。このような格式と荘厳が漂う道場で稽古できるのかと思うと、気持ちが引き締まってきました。既に道場では、AKIの方々を中心に準備運動を兼ねた稽古が始められており、ほどなく10時から講習会が始まりました。
■武田義信師範(八段)による講習会内容は、普段の稽古内容と異なるもので、相手との呼吸や空間を同期化するような感じを受けました。 師範の言葉の中で「身体の伸びを・・・」「相手との空間を捉える・・・」と言う内容の事が、今なお自分の中で克明に記憶していますが、その意味や理合いは、消化しきれておりません。 1時間30分の講習時間は、あっという間であり、夢中で多くの方々と稽古させていただき、何をどのように稽古したのかはよく記憶していませんが、緊張のあまり疲労感がどっと出てきました。 その反面、身体や頭の中に言いようのない爽やかな充実感や心地よい満足感が溢れていました。
■帰路、同行の先輩に、この事を話すと「そのような体験や感じ方をするのは、他の人も同様であり、それらを感じ取るために鎌倉まで来て勉強させて頂いているのだよ。 師範によって、表現やオーラが異なるのは合気道の特徴かもしれないね?」という話をしてくれた事で、納得しました。 今後、普段の稽古の中で、相手全体を捉えつつ、力まない稽古をしていきたいと思います。
■演武大会も初めて参加させて頂きましたが、頭が真っ白でどのように行ったかは記憶が定かではありませんが、「平常心」からほど遠い自分の心の有り様が見て取れた事は勉強になりました。そして、今後の課題や目標が出来ました。 今回、初めての講習会や演武大会を通じ、大変貴重な経験をさせて頂いたことに感謝いたします。 また、ぜひとも参加させて頂きたく、宜しくお願い致します。 (T・S)記

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