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鎌倉 鶴岡八幡宮 合気道講習会および演武大会へ参加(2016‐5‐8) |
■鶴岡八幡宮の春の例大祭「菖蒲祭」にあわせ5月8日(日)開催された。 今年もひたちなか合気会から14名が、講習会(奉納稽古)や奉納演武に参加した。 この菖蒲祭の講習会及び演武大会は鶴岡八幡宮の主催と運営主体である武田義信師範 (八段)主宰のAKI(合気道研究会インターナショナル)により毎年開催されているもの であり、特に今年は植芝守央道主の顧問師範ご就任20周年記念の節目にあたり、 全国の交流友好団体から多くの参加があり、約300名もの盛況な講習会でありました。 (AKIとひたちなか合気会は40年来の交流を続け、多方面の薫陶やご指導を頂いています)
■当日は6時に勝田を発ち、鎌倉に着くと清々しい五月晴れで、大勢の観光客と共に鎌倉駅 から八幡宮までの「小町通り」のそぞろ歩きを楽しみ、また八幡宮の新緑を楽しみながら、 本日の目的地である「八幡宮研修道場」に向いました。
■「講習会」は植芝道主のご指導により「入り身・転換・転身」の捌きからそれらが技に どのように繋がるかを、多くの基本技を例にあげ明快な説明により技を示され、とても 勉強になりました。日頃の稽古でもそのような繋がりを常に意識し体の動きに注意し稽古 する重要性をあらためて痛感しました。 広い研修道場も300名近くの人が稽古するとなるとさすがに手狭となり、自由に投げ倒し たりシッカリ抑え固めたりする事まで出来ない状態であった。然しながら周囲の人の動きや 位置に気を使いながら自分が動く事は、その事自体が一つの稽古でもあります。 このように混雑した状態での稽古では、必然的に皆が捌きと崩しから投げるまたは抑える体 勢に持って行くまでを重点的に稽古する事に繋がり、その意味では普段とは違った形での 充実した稽古ができたように思います。
■「奉納演武」では、前半にAKI指導者演武や傘下各道場の道場演武が行われ、オーストラリアから の海外演武もあり、AKIが着実に海外に進展している事を印象付けるものでした。前半の 締めはAKI師範武田義信八段による見事な演武が披露されました。 後半はAKI指導者や道場演武の後に、八幡宮研修道場合気道科少年部の演武があり、 25名ほどの子供達が大きな声を出しながら受け身を中心に元気よく演武する姿を見せ、 会場から大きな拍手がおくられました。 その後、愛媛・三重、福井、東京、埼玉、千葉、宮城、茨城など全国各地の賛助団体演武 が続き、我々ひたちなか合気会も14名が同時に演武を行いました。 奉納演武の締め括りとして植芝道主の総合演武が行われ、華麗な演武を間近に拝見し、 あらためて合気道の理にかなった自然な体の動きとその技の華麗さに魅了させられました。
■つづいて、場所を境内の「直殿」に移し、「直会」が開かれ200名が出席された。 講習会や演武のときの厳しさとはうって変わった和やかな懇親会となり、禰宜のご挨拶や 植芝道主や武田師範のご挨拶にはじまり、AKIや各地の賛助団体の皆さんと楽しく歓談できた事は、 あらためて合気道を通じ交流の意義と重要性を感じとった次第です。 (M・S)記


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合気神社大祭に参加(H28.4.29) |
4月29日(金)笠間市(旧岩間町)にて毎年恒例の「合気神社大祭」が執り行われた。
前夜半まで雨が降り、天候に不安もあったが参列者の思いが通じたのか朝から晴天に恵まれ、 清々しい行楽日和となり、茨城支部道場周辺の合気苑では山ツツジが見事に咲き誇っていた。 当「ひたちなか合気会」からは、ひたちなか・那珂・東海・常陸大宮・日立地区の会員と家族合わせ 30名が参列した。
定刻の11時近くには1,000人を超す参列者が見受けられ、境内を見渡すと海外の方も多くおり 合気道が世界中に広まっていることが垣間見えた。 大祭は午前11時より、大勢の参列者が見守る中、祭司とともに合気道道主植芝守央先生、 茨城道場長植芝充央先生らが入殿され、森の木立の静寂の中に雅楽が流れ厳かな雰囲気の なか神事が粛々と進められた。 祭司退殿後、道主のお言葉があり恒例の充央先生と道主先生の奉納演武が披露され、多くの 参列者が目を凝らして見学していたのが印象的であった。
その後参列者全員が、茨城支部道場の合気苑で合同直会が開催された。 ひたちなか合気会は、幹事5名が前日から準備した沢山の飲み物とおつまみを現地先乗り し確保した場所で、当日頂いたお弁当に舌鼓を打ちながら賑やかな歓談となった。 宴半ばには道主ご夫妻と本部道場長の充央先生が各団体の宴席を表敬訪問され、恒例の 記念撮影後、名残惜しくも散会となり茨城支部道場と合気神社を13時30分後にした。
私は、毎年参列していますが参列することで気持ち新たにし、奉納演武を見学し学ぶ事に より自分の技の拙さを実感し真摯に稽古に向き合う誓いを立ているしだいです。 更に、今年は幹事として少しでも皆さんのお世話をする事が出来たことが嬉しく思います。 (M.S)記


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本部道場 安野正敏師範(八段) 特別講習会に参加(2016.5.3) |
GWで五月晴れの5月3日(火)、「吾勝会」主催の(公財)合気会本部道場指導部 安野正敏師範(八段)による「特別講習会」が綾瀬の「東京武道館第1武道場」 にて開催された。 関東近県ばかりでなく関西や上越地方からも含め120名の参加者が有り、ひたち なか合気会からは弐段以上13名が参加した。
講習会は午後1時から3時間にわたって行われ、基本的な一教から関連づく業を 手足の位置の変化による体捌きによってさまざまに変化できると言う事をロジカル に説明され、三先(先・先の先・後の先)による身体の変化と業への成り立ちまで 「理と術」について、多くの時間を掛けて平易にくり返し説かれた。 また、師範は指導のなかで特に、腕や手の力を抜いて相手にしっかりと腹で当たる ことの大切さや、身体の中心で捉えた相手を崩す位置や方法について正面打技や胸取 り業などでご指導戴いた。
300畳ある道場の中は、参加者の熱心な稽古で溢れ返って相互の受け身も気を付け なければならない状態であり、あっという間の3時間は大きく実りある充実した講習会となった。 安野師範の素晴らしい講習会に続いて、綾瀬駅前で「直会」が行われた。 日頃の不肖な稽古の垢を落とした後の「直会」での味わう飲物は格別であった。 (Y.S記)

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第5回少年団指導者研修会開催(2016.4.24) |
■少年団の指導力向上をねらい、4月24日(日)那珂湊武道館で第5回指導者研修会 (ひたちなか市合気道少年団主催)が行われ、指導員15名(女性5名)が参加した。
これは、五十嵐師範の発案により5年前から「ひたちなか合気会」として、独自に 開催しているもので、「勝田・那珂湊・東海・日立・常陸大宮」等の傘下団体指導員が 一堂に会して年1回開催しているもので、昨年までは少年団における指導面や安全面 に主眼が置かれ、五十嵐師範の40年来の少年団指導経験から其々のテーマ分類に テキスト化し、これを基に様々な角度から「指導や管理上の基礎教育や応用教育」 「グループ討議」を行って問題点解決やブラシアップ教育を図り、全体レベルの底上げ と水平展開でかなりの成果をあげており、今年は5か年計画の最終仕上げの段階にあた り「代表者の体験報告」を主とした内容で3.5時間の研修が進められた。
■まず最初に、今年2月に開催された「第1回全国合気道指導者研修会」((公財)合気会 主催)に、ひたちなか合気会を代表し参加した「阪本さん」による受講報告から始まった。 阪本さんからは次の事を重点的に説明して戴いた。 1)植芝道主の講話の中で「合気道の成り立ちや開祖の歩んでこられた歴史」と 「合気道指導者として大切にすべき基本事項」についての講話を受けた事。 2)「入門者の為の指導法」の実技研修伝達では、初心者に後ろ受け身を行う時の 注意事項や、基本的な身体の使い方として、受けも取りもしっかりと「腰の練り」 を意識して、相手の力を感じながら稽古していくことの重要性を説かれていた。 3)近年防止策が求められる「頭部外傷」について。 脳震盪は直接頭部をぶつけなくても脳に損傷が起きること、また初期は無症状 でも時間が経つにつれ重症化することも有るという。
■次に、ひたちなか合気会東海支部における最近の少年団活動状況の報告が東海の 指導責任者「大久保先生」から次のような報告があった。
1)東海支部は、ひたちなか合気会の東海村地区拡充の為に2006年に発足し、 その4年後に少年団をスタートさせ、東海独自の活動として保護者との密接な 協調関係を構築し、保護者が子どもの成長過程を見学できる「成果報告会」や 「チャレンジスクール」などの独自の催しを行っているとの事であった。 2)また、全国的に少年団員数の減少傾向にあるなか、東海も例年25名程度の 団員数を維持してきたが「今年度は著しく減少」との問題も提起され、席上参加者 により検討された。 3)次に、稽古中のケガの対応についての問題が出され、最近些細なことでケガを する子ども達が増えており、この問題についても共通課題として検討された。 特にケガや安全管理については重要事項であり指導員同士が共通認識や理解を 図っていくことの必要性を強く感じた。
■最後に、子ども達に「安全に受け身を教える際の留意点」について実技学習をした。
今回は、畳に白のテープと赤の目印テープを貼り、手足を置く位置や頭の位置ほか 手足の指先方向や膝の曲げ方等を、子どもに分かり易く覚えられるように正しい 位置と悪い位置との差や、なぜ上手くいかないのかを、指導員全員がロジカルに 4種類の受け身について勉強し再確認した。 あらたまって、「ゆっくり丁寧に確実に行う」事は指導員でも難しく、これらの事を 踏まえ、この春新しく入団した子どもたち、また体験を積んで慣れてきた子ども達に、 更に安全に分かりやすく伝えられるよう指導に努めたい。 (S・K)記

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