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第57回 全日本合気道演武大会(日本武道館)に22名出場(2019・5・25) |
■令和元年5月25日(土)第57回全日本合気道演武大会が盛大に開催された。 ひたちなか合気会からは22名が参加した。 朝8時04分勝田発の特急に乗車し、東京駅に降りた頃には、雲一つない青空が広がり日差しも強く気温が上がり「熱中症に注意」と出掛の際のラジオで呼び掛けていたのを思い出した。
【第一部 国会議事堂見学】 ■今回、武道館へ行く前に、何と「大人の国会議事堂見学会」が予定されていた。 地元選出の参議院副議長 郡司彰先生と五十嵐先生の交流で実現したもので、郡司彰先生や地元事務所飯村秘書官の特別な計らいもあり、国会議事堂の歴史や建築様式や特徴なども含め、普段の見学コース以外のプレミアムな場所まで、郡司先生自ら引率説明をして頂いた。 明治初期から欧米列国に倣い近代化へ大きく舵を切った黎明期に貧しい時代の国家予算を投入し建築されたと聞き、当時に感慨深い思いを馳せる事が出来た。 普段TVでしか見る事のなかった、国政最高機関を体感し政治を真直かに感じ取る事が出来た。 最後は、お決まりの議事堂前での記念撮影や、副議長室での懇談撮影等まで、超多忙のなか、私達の為に時間を作りご案内いただいた郡司先生はじめ関係の方々にお礼を申し上げ、議事堂を後にした。 (今回場所柄をわきまえず、バカンス服装で参加した者がおり失笑を買い、指導不足反省有り)
【第二部 全日本合気道演武大会】 ■その後、地下鉄で九段下に向かい日本武道館の正面玄関に着いたのは、丁度12時であった。 食事後、地下の東側控室で着替えを済ませ演武者でごった返すアリーナ入口で待機した。 今年も出番はプログラム第1部で17番・13時頃で、昨年同様の「青畳演武場60畳」である。 小走りに入場し挨拶を交わすと同時に大太鼓が鳴った。その後は11組22名がそれぞれの課題技を無心で精一杯演武を行った。気が付くと、1分30秒の大太鼓が鳴り響き終了である。 もう少し演武をしたい思いがあるが全精力を込めて行ったので自分としては満足である。 ■演武終了後、武道館正面玄関の大看板を背に恒例の集合写真を撮り、着替え後 他団体の方々の演武や高段位先生方の演武を拝見し勉強させて頂いた。 同じ技でも夫々に特徴や変化があり、その違いを感じとり学ぶ事が、今後の稽古のよい刺激となり大いに自己啓発させて頂いている。
【第三部 反省会】 ■夕刻には、ここ数年馴染みにしている東京駅傍の12階のバイキングレストランに移動した。 美味しい料理とお酒で話が弾み楽しい時間が過ぎていく。地上12階ガラス張りの窓から見るビル群に夕陽が暮れはじめる頃には心も和らぎ、今日の演武の感想や思いを其々に今日の思いを語っていただいた。全員が異口同音に国会議事堂見学の感動に触れると同時に、武道館での思いを述べていた。その中で特筆は初参加の4名の方が、日本武道館という大きな晴れの舞台で演武を出来た喜びと充実感を熱く述べていたことが印象に残った。 ■大会プログラムの道主の挨拶に「新元号での新しき時代の第一歩を踏み出した記念すべき大会となった。」との一文があった。「お互いを尊重する、和の武道」という合気道の精神が、世界中の人々に広がっている意味を深く考えつつ感謝の気持ちを強く感じた一日であった。 (M・K記)

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令和元年 鶴岡八幡宮 春季奉納研修会兼演武大会へ参加(2019・5・11) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 菖蒲祭の奉納研修会並びに演武大会が5月11日(土)開催された。 神奈川県を中心に約220名の方々が参加した。この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、 武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して、 50年も継続し開催されている。 今回、ひたちなか合気会からは11名がこの奉納研修会並びに演武大会に参加した。 第一部として研修会が1時間半行われ、続けて第二部の演武大会へと続く構成である。 ■10時からの奉納研修会に参加するため、私達は勝田駅から早朝の「特急ときわ号」に乗車した。鎌倉に到着すると、五月晴れのなか、心地よい新しい令和の風が私達を迎えてくれた。普段賑やかで自由に歩けない小町通りは、まだ人通りが少なくスムーズに抜け出る事が でき、八幡宮の研修道場に到着、すぐに着替えを整え神前に整列した。 厳かな雰囲気に包まれる中、神職の修祓祝詞を奏上のあと、重厚な太鼓の音に合わせて皆で深々と拝礼した後、奉納稽研修会が始まった。 ■今年も奉納研修会は(公財)合気会植芝充央本部道場長をお迎えし開催された。 植芝道場長は、合気道の技は「入身」、「転換」、「転身」、「呼吸」から成り、それらの基礎の上に様々な技ができていることを説かれ、基礎の動きとそれらを組み合わせた技を順に丁寧に模範を示された。稽古中には、植芝道場長自ら精力的に稽古の輪の中に入って行かれ、積極的に参加者に技をかけて、基本的な動きを示された。 幸運な事に私も植芝道場長に技をかけて頂き、重心の低い安定した体捌き、足運びを体感し、今後の稽古にそのイメージを活かしたいと感じた。研修道場は多くの参加者の熱気に溢れ、他道場の方々との稽古を通じ今後の研鑽に繋がる刺激を大いに受けることが出来た。 ■研修会に引き続き、参加38団体による奉納演武が同 研修道場で行われた。 AKIグループ他、神奈川県合気道連盟加盟各団体による演武の後、前半の最後はAKI主宰の武田義信師範による華麗な演武が披露された。 私達ひたちなか合気会は、友好団体演武として前半の部で10名5組の同時演武、後半の部で五十嵐師範による演武を行なわせて頂いた。 奉納演武の締め括りとして植芝充央本部道場長による総合演武が披露された。参加者は皆、姿勢を正し、植芝先生の演武を今後の稽古の模範とすべく、一挙手一投足を眼に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。 ■次に、場所を鶴岡八幡宮内の「直殿」に移し、「直会」が大勢の参加で行われた。 八幡宮権禰宜様や植芝充央本部道場長によるご挨拶を頂き、他団体との交流を通じて楽しいひと時を過ごすことができた。帰途、鎌倉駅に向かう街中は古都の風情を楽しむ観光客で賑わっていた。今年も、鶴岡八幡宮のご神域で稽古・演武を行う機会を頂き「令和」最初の奉納演武大会ということもあり、令和の名にふさわしい美しい合気を目指していくため研鑽を積んでいこうと気持ちを新たにした。 (Y・S)記

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快晴のなかでの合気神社大祭(2019・4・29) |
平成最後のH31年4月29日、合気神社(笠間市、旧岩間町)において、 恒例の合気神社大祭が執り行われた。 国内外から1,600名以上の合気道関係者の方々が訪れ、ひたちなか合気会か らも、会員と家族合わせ30名が参列した。
大祭は、神殿にて午前11時から始まり、4名の神官により祝詞が奏上され、 続いて雅楽が流れる中、玉串奉てん、参列者一同による神言奏上へと進んだ。 引き続き、合気道開祖・植芝盛平50年祭及び2代道主・植芝吉祥丸20年祭 が執行された。一連の神事の後に、主催者である道主の挨拶があり、その後、 植芝守央道主と植芝充央本部道場長による奉納演武が行われた。 参列者は、 間近で行われる流麗な演武に魅了され、記録に残そうとカメラのシャッター を切る人やビデオ録画をする人も多く見られた。
神殿での行事は午後12時30分に終了して、引き続き、併設の茨城道場の 中庭の緑地(合気苑)に場所を移し、お待ちかねの「直会」(懇親会)へと進んだ。 厳粛な神殿での行事とは反対に、直会は和気あいあいの雰囲気の中で行われた。 新緑とツツジが美しい中庭に、参拝者は団体毎にブルーシートを敷き、陣を構 え、合気会特製のお弁当等に舌鼓を打ち、各団体が事前準備してきたビールやドリンクを飲みながら歓談した。 今年も、日頃お世話になっている鎌倉の武田義信師範のAKIグループの皆様 との隣席となり交流させて頂いた。 歓談も盛り上がると、あちこちから笑い声が聞こえ、懐かしい再会に話を咲か せる人も多くおり、また植芝守央道主ご夫妻は、各団体を回り、記念撮影に応じられるなど、和やかな時間があっという間に流れた。 直会は午後2時にお開きとなり、一連の合気神社大祭行事を終了した。
2日後には、新天皇が即位され、「平成」から「令和」の時代に移り変ったが、合気道は「令和」の時代にもふさわしい武道であると、つくづく思う一日でした。 (H・K記)


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