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H30 鶴岡八幡宮秋季例大祭 奉納合気道演武大会へ11名参加 (2018・9・8) |
■鶴岡八幡宮 秋季例大祭 合気道奉納稽古並びに演武大会が、9月8日(土)に開催された。 この大会は5月の春季例大祭菖蒲祭に開催される奉納演武大会と同様に「鶴岡八幡宮が主催」し、武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して毎年開催されており、今回は120名が参加した。 第一部として奉納稽古が1時間半行われ、続けて第二部奉納演と続く構成である。 毎回、特別な計らいを受け、ひたちなか合気会から11名が、この奉納稽古と演武大会に参加した。
■「奉納稽古会」は、神社併設「研修道場」武田義信師範により2時間近く懇切な指導がなされた。 武田師範の手先から足先まで身体全体を大きく使った動きをよく見て真似て、ご指導の意味を考えながら、参加されたAKIを中心に神奈川県合気道連盟の方々と一緒に稽古に取り組んだ。 暑い中にも時折道場を吹き抜ける涼やかな風を肌で感じながら集中した稽古を行った。 稽古中に武田師範から直接のご指導も頂き、師範の技を間近に見たり・手ほどきを受け、その柔らかな無駄のない自然な動きやオーラを受け、言いようのない感銘を受けた。
■稽古会に引き続き、参加者による「奉納演武」が同研修道場で行われた。 AKI、神奈川県合気道連盟加盟団体による演武の後、前半の最後はAKI本部道場長の武田大雄先生の演武が披露された。 後半の演武では、私達ひたちなか合気会も10名5組の同時演武と、五十嵐師範による演武を行った。 奉納演武の締め括りは、武田義信師範による、相手の気や力を吸収し導く、柔らかな動きと体捌きによる、素晴らしいい豪快な演武が披露された。
■演武大会終了後は、場所を鎌倉駅前の中国飯店に移して「直会」が行われた。 直会でも同様に大勢の参加があり、来賓の八幡宮の権禰宜様はじめ神奈川県連盟幹部の方々や、各地区道場の方々と歓談し、楽しい有意義なひと時を過ごすことができた。 鶴岡八幡宮のご神域での稽古・演武は、普段の稽古とは違う新鮮で清々しさを感じることができ、また神奈川県の合気道の仲間との交流もあり、とても充実した一日を過ごすことができた。 (Y・S)記
<次様に続く>
初めての講習会と演武大会に参加 (初めて参加した方の感想)
■朝早く6時22分勝田発の「特急ときわ号」に乗車するために、前夜早めに床に着きました。 初めての参加という事も有り、緊張のあまり深く眠る事も出来ず、意外と自分が繊細?なのだな、と気づかされました。 鎌倉に到着すると空は青々と晴れ上がり、特別に暑かった今年の夏の終わりに相応しい、強い陽ざしが鎌倉の街並みを明るく照らしていました。 八幡宮までの道程は思ったより長く感じ、さながら本日の修行の始まりを予感させました。
■会場である鶴岡八幡宮研修道場に着くと、神社の格式に相応しい佇まいと雰囲気と厳粛さに驚き、道場内に一歩足を踏み入れると、正面に立派なご神前が威容を誇っており、その脇には見た事もない大太鼓が陣取っていました。このような格式と荘厳が漂う道場で稽古できるのかと思うと、気持ちが引き締まってきました。既に道場では、AKIの方々を中心に準備運動を兼ねた稽古が始められており、ほどなく10時から講習会が始まりました。
■武田義信師範(八段)による講習会内容は、普段の稽古内容と異なるもので、相手との呼吸や空間を同期化するような感じを受けました。 師範の言葉の中で「身体の伸びを・・・」「相手との空間を捉える・・・」と言う内容の事が、今なお自分の中で克明に記憶していますが、その意味や理合いは、消化しきれておりません。 1時間30分の講習時間は、あっという間であり、夢中で多くの方々と稽古させていただき、何をどのように稽古したのかはよく記憶していませんが、緊張のあまり疲労感がどっと出てきました。 その反面、身体や頭の中に言いようのない爽やかな充実感や心地よい満足感が溢れていました。
■帰路、同行の先輩に、この事を話すと「そのような体験や感じ方をするのは、他の人も同様であり、それらを感じ取るために鎌倉まで来て勉強させて頂いているのだよ。 師範によって、表現やオーラが異なるのは合気道の特徴かもしれないね?」という話をしてくれた事で、納得しました。 今後、普段の稽古の中で、相手全体を捉えつつ、力まない稽古をしていきたいと思います。
■演武大会も初めて参加させて頂きましたが、頭が真っ白でどのように行ったかは記憶が定かではありませんが、「平常心」からほど遠い自分の心の有り様が見て取れた事は勉強になりました。そして、今後の課題や目標が出来ました。 今回、初めての講習会や演武大会を通じ、大変貴重な経験をさせて頂いたことに感謝いたします。 また、ぜひとも参加させて頂きたく、宜しくお願い致します。 (T・S)記

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