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令和元年 鶴岡八幡宮 春季奉納研修会兼演武大会へ参加(2019・5・11) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 菖蒲祭の奉納研修会並びに演武大会が5月11日(土)開催された。 神奈川県を中心に約220名の方々が参加した。この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、 武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して、 50年も継続し開催されている。 今回、ひたちなか合気会からは11名がこの奉納研修会並びに演武大会に参加した。 第一部として研修会が1時間半行われ、続けて第二部の演武大会へと続く構成である。 ■10時からの奉納研修会に参加するため、私達は勝田駅から早朝の「特急ときわ号」に乗車した。鎌倉に到着すると、五月晴れのなか、心地よい新しい令和の風が私達を迎えてくれた。普段賑やかで自由に歩けない小町通りは、まだ人通りが少なくスムーズに抜け出る事が でき、八幡宮の研修道場に到着、すぐに着替えを整え神前に整列した。 厳かな雰囲気に包まれる中、神職の修祓祝詞を奏上のあと、重厚な太鼓の音に合わせて皆で深々と拝礼した後、奉納稽研修会が始まった。 ■今年も奉納研修会は(公財)合気会植芝充央本部道場長をお迎えし開催された。 植芝道場長は、合気道の技は「入身」、「転換」、「転身」、「呼吸」から成り、それらの基礎の上に様々な技ができていることを説かれ、基礎の動きとそれらを組み合わせた技を順に丁寧に模範を示された。稽古中には、植芝道場長自ら精力的に稽古の輪の中に入って行かれ、積極的に参加者に技をかけて、基本的な動きを示された。 幸運な事に私も植芝道場長に技をかけて頂き、重心の低い安定した体捌き、足運びを体感し、今後の稽古にそのイメージを活かしたいと感じた。研修道場は多くの参加者の熱気に溢れ、他道場の方々との稽古を通じ今後の研鑽に繋がる刺激を大いに受けることが出来た。 ■研修会に引き続き、参加38団体による奉納演武が同 研修道場で行われた。 AKIグループ他、神奈川県合気道連盟加盟各団体による演武の後、前半の最後はAKI主宰の武田義信師範による華麗な演武が披露された。 私達ひたちなか合気会は、友好団体演武として前半の部で10名5組の同時演武、後半の部で五十嵐師範による演武を行なわせて頂いた。 奉納演武の締め括りとして植芝充央本部道場長による総合演武が披露された。参加者は皆、姿勢を正し、植芝先生の演武を今後の稽古の模範とすべく、一挙手一投足を眼に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。 ■次に、場所を鶴岡八幡宮内の「直殿」に移し、「直会」が大勢の参加で行われた。 八幡宮権禰宜様や植芝充央本部道場長によるご挨拶を頂き、他団体との交流を通じて楽しいひと時を過ごすことができた。帰途、鎌倉駅に向かう街中は古都の風情を楽しむ観光客で賑わっていた。今年も、鶴岡八幡宮のご神域で稽古・演武を行う機会を頂き「令和」最初の奉納演武大会ということもあり、令和の名にふさわしい美しい合気を目指していくため研鑽を積んでいこうと気持ちを新たにした。 (Y・S)記

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