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第17回全国高等学校演武大会に4名出場 2018(H30)・8・4 |
■第17回全国高等学校演武大会が8月4日(土)の猛暑の中、笠間市体育館アリーナに青畳を全面に敷設して盛大に開催された。 全国各地の36校の高校生と茨城県連盟傘下の中・高生併せて、550名が出場した。 この大会は全国高等学校合気道連盟加盟の高校生の大会で、毎年全国で行われている。 茨城県笠間は合気道所縁の地でもある事から、4年毎に笠間市で開催され今回で3回目の開催となる。この事から茨城県連盟傘下の各団体道場で稽古している中高生が招待を受け、当ひたちなか合気会所属の高校生(高3~高1)の4名が出場した。
■開会式は、植芝守央道主や合気会役員・全日本及び高校連盟役員ほか、国政議員等の多くの来賓挨拶や紹介があった後、メインイベントの全国からの参加高校毎の演武が始まった。 多くの観客が見守る中、各高校の演武は緊張感の中にも、のびのびとした演武を披露していた。中には全体の息が揃ったマスゲーム的な演武や、普通の演武大会ではお目にかかれないアクロバティックな技の演武を行う高校も有り、その高校の指導者や顧問師範の色合いを出しているような感じ方を覚えた。 高校生の部活の場合、大学よりも女子部員数が圧倒的に多く、前述の華やかな演武が好まれている由縁であろうと思う。 どの高校においても、部活として毎日のように一生懸命稽古し、この大会に望んで来ただけに、その意気込みと情熱は立派であり、私も含め多くの観客から惜しみない拍手と感動を味わった。
■第一部の各高校の演武の終わり、いよいよ茨城県合気道連盟傘下の中・高生の招待演武となった。当会の高校生4名は、茨城県連盟の他道場との同時演武となった。 ひたちなか合気会の高校生演武は、「入り身投げ・小手返し・呼吸投げ」など基本の技を中心に、2人×2組が交互に3分間の演武を披露した。 普段、学業や他の部活で忙しく、演武大会に向けての稽古が思うようにできず不安はあったようだが、私たちの心配をよそに、日頃の地道な稽古の成果を発揮し、堂々として気合の入ったすばらしい演武ができていたのは立派であった。 また、指導員や応援に駆け付けた保護者に感動を与えてくれたことは特筆に値する。
■演武終了後、(公財)合気会 本部道場長の植芝充央先生の素晴らしい各種模範演武が行われ、まじかに拝見することができ、皆真剣な面持ちで演武をみつめていた。 ■続いて本部道場指導部師範による講習会が行われた。基本の技を中心に稽古が進められ、特に「目付け」という相手を崩す方向に目先を向けることの重要性を学んだ。 慣れないながらも、他の高等学校の生徒と組んで、和気あいあいと稽古に汗を流し、貴重な体験ができ、とても有意義な一日であったようである。 (K.F記)

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全日本少年少女武道(合気道)錬成大会に22名出場 2018(H30)・7・15 |
■第40回全日本少年少女合気道錬成大会が7月15日(日) 猛暑の中、日本武道館で開催され、北は北海道、南は広島県から174団体、2,300名の小・中学生が参加した。 ■ひたちなか市からひたちなか合気道少年団17名と那珂湊合気道少年団5名の、4~6年生が出場した。 ■当日は、保護者も含め33名が貸し切りバスで勝田駅を早朝6時に出発し、9時少し前に武道館に着いた。直ぐに近くの靖国神社に向かい錬成並びに演武祈願も併せ参拝した。 道衣に着替えると、早速、班ごとにお土産買いに席を立った。子どもたちの楽しみは演武と同時に、家族や友達・自分自身への買い物も大きな楽しみであり、短い時間であったがそれぞれが嬉しそうに買い物を楽しんだ。 ■11時に開会式が始まり、その後、準備運動の後、学年ごとに4部に分かれ「稽古錬成」を行った。ひたちなかと那珂湊合気道少年団の4,5年生は、第2部で基本技の正面打ち入り身投げと一教・小手返し等の稽古を行った。 第3部の6年生は横面打ちや肩取り技を行った。他の団体の知らない相手との交流稽古という事も有り緊張した中にも、お互いに言葉を交わしながら技をかけ合い有意義な稽古が出来たようである。 ■稽古錬成が終わりいよいよメインの「演武錬成」である。この演武錬成のために、6月初めから暑いなか特別稽古で頑張ってきた。その成果を発揮する時が来た。 演武時間は各団体とも2分と制限させられているので「きびきびと素早く動く事と併せ、丁寧な演武と残心を心がける事」を五十嵐先生から指導され、これを目標に全員頑張って稽古してきたのである。 ■ひたちなか市合気道少年団はプログラム1番で赤畳である。昨年の出場者も数名いるがみんな緊張と不安でいっぱいである。入場後整列挨拶をして太鼓が「ドン」となるのと同時に3班(隊列)が一斉に大きな声で走り出し、馬跳び受け身・馬越え前方回転受身・背面受け身・回転投げや呼吸投げの投げ技など声を出しながら元気一杯行った。 結果は、日頃の努力を十分に出し切り、丁寧な演武を行いつつ、演武が終わるのを待ち構えたように、終了合図の大太鼓が鳴るという絶妙のタイミングで終わらすことが出来た。 元気一杯の素早い演武に、観客席から大きな拍手を受けていた。 ■プログラム7番目は那珂湊合気道少年団の演武である。参加者は5,6年生の5名で昨年の参加経験はあるものの今一つ落ち着かず大舞台での緊張は隠せなかった。 太鼓の合図と同時に移動し、八の杖から始まり、続いて受身や各種呼吸投げを掛り稽古形式で元気に力一杯行った。こちらも稽古の成果が十分に発揮され、終わりの太鼓の合図と同時に演武が終了した。昨年は時間内で終わらなかったので今年こそという意気込みがあったので喜びもなおさら大きかった。 ■両少年団とも、演武した子どもはもとより、指導員・応援の保護者も予想以上の素晴らしい演武に対し、大きな感動で喜びもひとしおであった。 興奮が覚めやらぬまま、正面玄関の陽に焼け熱い石畳階段で記念写真撮影し、すぐさま着替え帰り支度を整え日本武道館を後にし、次の目的地である、お台場の「日本科学未来館」に向かった。 ■日本科学未来館では、巨大な地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」が織りなす様々な地球の姿や、知能ロボット「ASIMO」や「アンドロイド」など、未来を予想した様々な展示物やアトラクションを通して、先端の科学技術に「見て・触れて・感じて」子どもたちの視点で、これからの世界や日本の科学未来に目を向ける事が出来たと思われる。 また、ここでしか買えないという「ミ〇〇〇シ」のお菓子や、その他の珍しい記念グッズのお土産を楽しく買い求めていた。 ■帰路のバス車中では、毎年恒例の反省会や友達との楽しい交流に花を咲かせていた。 同行した保護者からも「参加させて良かった。とても上手になって精神的にも成長した。子どもたちの逞しい成長や活躍に嬉しさもひとしおで、素晴らしい演武でとても感動した」との言葉を頂いた。 皆さんお疲れ様でした。 (Y.S記)
< 参加した子供たちの感想文の抜粋 > 6年(A): 「団体演武」は、友達が励ましてくれたので気が楽になってできました。 整列後にハプニングが起きました。まだ挨拶の途中で、開始合図の大太鼓が鳴ってしまいました。 去年はこんな事がなかったので焦りました。 1列目の1番は声も大きく早く走るよう頑張りました。そのためか規定の2分丁度で演武を終わらせることが出来ました 私は、この大会を通じて、普段の練習でも声を大きく出して、動作を大きく丁寧に、背面受け身の時は足を大きく回して手の位置を前過ぎないようにできるようにしていきます。 これからもこの気持ちを忘れないで頑張って稽古したいです。 日本武道館の後は、日本科学未来館へ行きました。ロボットのASIMOを見たり、地球の雲などの動きを見たり、女の人のアンドロイドがいたり楽しかったです。 6年(B): 前日は興奮して眠れませんでした。僕の目標は練習の時より大きな声を出す事です。 開会式を終え6年生は昼食を食べました。そして合同基本錬成の基本技の習得が始まりました。 そして今度は団体演武の本番が来ました。前日の練習では2分切れなかったけど、本番では2分におさまりとてもよかったです。自分では声を出していたつもりだったけど会場が広すぎたのか小さく感じました。 初めての参加で、目標も達成でき、とてもいい体験になりました。 6年(C): 日本武道館に着くと、まず靖国神社へ皆で向かい「錬成大会が上手くできますように」とお祈りしました。 「団体演武」の前に、他の県とやる「錬成稽古」をやりました。ちょっとわからない技が有ったりしたけど、教えてもらいしました。団体演武ではあまり緊張しませんでした。だけど「遅れないように大きな声で素早く」と心の中で思ってやりました。 結果は、練習では制限時間の2分間におさまらなかったけど、本番では2分以内に 入れてうれしかったです。 とても充実した1日になって良かったです。
5年(D): 私は、初めて日本武道館の錬成大会に参加しました。 「こんな大きいところでやるんだ」と、私の緊張はどんどん高まっていきました。 私にとっては¨試練・・と思いました。帯は黄色や青帯で私よりも下級だけど、私よりもっと上手い子がいる。・・・・・「もっと頑張らなきゃ!」 私は、これまで頑張って努力してきた稽古を思い出しました。「これまでの稽古の成果を出してやる!!」と自分の心を奮い立たせました。 最初の、両足ジャンプの着地の時に足を痛めてしまいました。 (耐えろ!耐えろ!2分間の辛抱だ!耐えろ!)と思いながら、受け身演武をしました。 背面受け身の時に、もっと痛くなってしまいましたが、なんとか耐えました。 その後の杖足払いなどは、大きな声も出せたし、技では、2秒程度の残心もきれいにしっかりとれました。自分でも、なかなか上手に出来たんじゃないか?と思ってしまうほどでした。「お互いに!礼!」「正面に!礼!」・・・「ドーン」太鼓が鳴りました。 (これはセーフなのか?アウトなのか?)と思いましたが、「ギリギリセーフだ!」と、自分の中で「セーフ!!と決めつけ退場しました。 次に、那珂湊の団体演武をみました。最初に杖をやっていました。次に前受け身などをしていました。その次に技をしていました。残念ながら2分には間に合いませんでしたが、とても丁寧に出来ていました。 その後、他の団体の演武を見てみると、私は目を見張りました。技が早く、ていねいで、受け身もとてもきれいでした。(私もあのようにできたらなぁ)と思い、(よし!もっともっと努力してやる!!)と、あらたな決意をしました。 5年(E): 合気道に入ってまだ3ヶ月。技の名前もやりかたも、まだほとんどわからない私に、ちゃんと演武が出来るのか、とても心配でした。 錬成大会のけいこが始まったころは、自分がみんなより、受け身や技が出来ていない事が気になって仕方ありませんでした。足を引っ張ってしまうのではないかと思い、とても不安でした。しかし、先生にアドバイスをいただいたり、みんなに励ましてもらったりして練習を重ねていくうちに、少しずつ自信が持てるようになりました。 そして本番の日がやってきました。開会式が終わり、合同の錬成稽古が始まりました。そこでは、「正面打ち」の三つの技を、いろいろな道場の人たちとやりました。 特に苦手だった「正面打ち小手返し」は、以前やった時に比べて、上手に出来たような気がしたのでうれしかったです。 ついに団体演武が始まりました。太鼓が思っていたよりも早く鳴ってあせってしまいましたが、精いっぱい演武をすることが出来ました。「足払い」では先生に、「両足で飛ばないと、杖に足が当たりやすくなるから気を付けて飛んで」と言われたことを思い出して飛びました。少し左足が残ってしまいましたが、高く飛ぶことが出来ました。 その後、ごほうびに「日本科学未来館」に連れて行っていただきました・・・・・ 錬成大会での私の目標は、「2分を切る」「大きな声を出す」「細かいところまでていねいにやる」の三つでした。しかしその内「2分を切る」以外は、達成できませんでした。それは、きんちょうしてしまい、気を付ける事が出来なかったからだと思っています。 今回、出来なかったことを今後の稽古で直していきたいです。 また、10月や11月に行う演武大会に向けて頑張りたいです。 5年(F): 僕は練習の成果を発揮したくて錬成大会が楽しみでたまりませんでした。 日本武道館は、見上げてしまうほどに高く、広く、たくさんの人が来ていました。 稽古錬成のあと昼食を食べました。・・・次に僕たちの団体演武の出番が来ました。 僕は、この為に練習を重ねてきたので緊張もしました。速く走る事も出来て、受け身や残心なども上手に出来たし、何より制限時 間2分を切れたのでとても嬉しかったです。 只、あまり大きな声を出せなかったのが残念でした。 武道館の外で記念写真をとった後、急いで着替えて科学未来館へ行きました。 地球の90日間の雲の動きが1回転で分かる大きな地球があって、こんなことが出来るんだと感心しました。 ロボットのASIMOが出てきて、ひざを曲げ、腰を低くした状態で歩いたり走ったりケンケンしたりボールをけったりした事がとても衝撃的で、大満足の1日でした。
4年(G): 私は、初めて錬成大会に参加しました。 上手に出来るかとても心配でした。それはふだんの練習でもみんなと同じように出来ないでいたからです。お母さんは出来なくてもいいから参加してみたら、きっと良いことがあるよ。 と言ってくれたので参加しました。 この大会に向けて日曜日に特別な練習をしてきました。練習はあつくて大変で、何度も止めようと思いました。 きびしかったけど、でも、先生がやさしく教えてくれて、少しずつ出来るようになって自信が出てきました。 日本武道館はとても大きな建物で、屋根の上に玉ねぎのような形の物がのっていました。 武道館では参加している人がとても多くてびっくりしました。 基本錬成では、お手本をする大人の人たちの技がとても速くダイナミックでした。 団体演武では、たいこの音にびっくりしましたが、すぐに、むちゅうで前の人について走っていきました。・・・・・すると気が付いたら終わっていました。 玄関前で写真を写すときに、「先生からとても上手に出来たよ。すごいね。」と言われた事が、とても嬉しかったです。 いっしょうけんめいに頑張れば私でも出来るんだと思いました。 今回初めての参加で不安ときんちょうで、前の日は少ししか眠れませんでしたが、おみやげもたくさん買えたし、友達もたくさんできたし、楽しい錬成大会でした。 また来年も参加したいです。これからも少しづつ頑張ります。

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全日本少年少女武道(合気道)錬成大会に22名出場 2018(H30)・7・15(写真) |

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少年団 筑波山ハイキングに77名が参加 (2018(H30)・6・10) |
■平成30年6月10日(日)にひたちなか市合気道少年団の筑波山ハイキングが行われた。 本ハイキングは「団体行動の基本を学ぶ」とともに、自然環境下で団体行動や多くの事を「体験学習」することを目的として、毎年6月頃に実施されている。 本年は、勝田地区・那珂湊地区・東海地区の 少年部会員・保護者・一般部会員など合計77名がバス2台に分乗移動した。
■常磐高速道路を降りて、筑波山に向かう頃は多少陽射しも見られたが、筑波山のつつじが丘駐車場に着くころには、霧雨と濃霧のあいにくの悪天候となっていた。 そのため、安全を配慮し、山頂への登山を中止し、筑波山神社を参拝後、荒天時の代案である、「つくばエキスポセンタ(つくば市))へと向かった。
■つくばエキスポセンタは、先端科学を「見て・触れて・楽しむ」ことを目的とした科学館である。 ここでは、子供向けのおもしろサイエンスゾーンや先端科学をやさしく解説したエリア毎の展示場などを班毎に見学したり体験ゾーンで時間の経つのも忘れていた。 子どもたちは、お決まりの「お土産」探しに、売店の中を熱心に選んで買い求めていた。
■午後からは、当初の予定通り、タカノフーズ納豆博物館(小美玉市)を見学した。 ここでは、納豆の歴史や 納豆がどのように作られるのか、など納豆に関する知識をビデオや展示物などを通して学習した。 また試食コーナーでお替りをしていた子どもも多数見かけた。 この博物館でしか販売していないという「ビック納豆」などのお土産を、ここでは保護者や一般会員が興味を以って求めていたのが印象的である。
■悪天候のため筑波山登山ができなかったことは残念であったが、つくばエキスプセンタでは、特に体を動かして体感する展示物に子供たちの人気が集まり、楽しいひと時を過ごした。また、納豆博物館では見学のほか、納豆や豆腐の試食を楽しみ、お土産をたくさん抱えて帰路についた。
(M・M 記)

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第56回 全日本合気道演武大会に出場 (2018(H30)5.26) |
■5月26日(土)「第56回 全国合気道演武大会」が武道の殿堂日本武道館で開催された。 昼過ぎに北の丸公園沿いから、ゆるい上り坂の橋を渡り、田安門の前で空を見上げると、すっかりと若葉になった桜の枝葉の隙間から、武道館の象徴のように言われる「擬宝珠」が見える。毎年のことだがこの景色を見ると、少しずつ気持ちが昂るのを感じる。
■今回、ひたちなか合気会からは、22名が「道場団体演武」として参加した。 第1部17番、正面に向かって5か所ある演武場の右側前方、青色の演武場である。 13時ごろの出番に備え、着替えを済ませて、東側3階席に席を取った。 東側地下通路に移動すると、身動き出来ないような混雑の中で、演武者の熱気と会話のざわめきで緊張が高まってきた。 暫くして、場内に案内され出番を待つ。一つ前の団体演武が終了するのと同時に小走りで演武場に入場し着座して礼を交わし開始を待つ。 合図の大太鼓が鳴り響き、11組がそれぞれの課題技である、面打・徒手変化・片手・諸手・両手・正面・横面・座技・半身半立ちなど思いっきり夢中で演武した。 演武が終了し、退場すると皆の顔が達成感と安堵で微笑んでいた。
■それもつかの間、4コマおいて直ぐに、ひたちなか合気会S氏の個人演武である。 五十嵐師範推薦により「地方指導者演武の茨城県代表」として、今回、我がひたちなか合気会の女性S氏が選抜され、第1部の21番で演武する事になっている。 S氏は、家族全員が熱心に合気道を稽古している、素晴らしいい「合気道一家」である。(師範の配慮で、もちろん受け者はご家族であり、家族全員結束し事をなす記念となった) 既に、出番を終えた私たち会員は、2階席に移動し演武を見守ることにした。 2階席では道場で一緒に稽古をしている「仲間全員」が中央の白の演武場を凝視し、熱い視線を送り、自分の事のように胸の高鳴りと合わせ、仲間を思い見守る姿は心強く感じる。 瞬きもつかの間の演武が終わった瞬間、感動が溢れて熱いものがこみ上げて来たのは私ばかりではなかった。
■こうして、ひたちなか合気会全員の演武が無事に終わり、正面玄関入り口の石畳階段に集合し、清々しい気持ちで恒例の記念写真をカメラにおさめた。 混雑をさけ早めに武道館を後にし、17時から東京駅を見下ろす12階のレストランで打ち上げ兼反省会が開かれ、おいしい料理とお酒で楽しい時間を過ごした。 席上、参加者が一人ずつ順番に演武の感想や本日の思いを述べた。 特にS氏の感想では、五十嵐師範と会員全員への感謝の気持ちと合気道への思いを語られ、参加者の琴線や心に響くものであった。 私は、S氏家族はこの晴れ舞台が決まってから、さまざまな葛藤があったはずであり、演武はもちろん、自分達の家族愛を見つめ直したのだろうと思った。 私も、仕事や日々の生活、合気道の事など上手くいかない事を思うと、落ち込みへこむときもある。しかし、自分と向き合い大きくへこむことも大切である。へこんだ心は、日頃の努力と精進で少しずつ満たしていけばいい・・・・・。 新緑の季節を、晴れやかに、清々しく過ごし、そして、感動した一日であった。 (M・K記)

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H30年度 鶴岡八幡宮 春季例大祭(菖蒲祭) 合気道奉納演武大会への参加 (2018.5.6) |
■鎌倉 鶴岡八幡宮 春季例大祭(菖蒲祭)「 合気道奉納稽古(講習)会並びに奉納演武大会」が、GW最終日の5月6日(日)に開催され、神奈川県を中心に関東近県も含め約230名の方々が参加した。この大会は「鶴岡八幡宮が主催」し、武田義信師範(八段)主宰の合気道研究会インターナショナル(AKI)が運営して毎年開催されている。第一部として10時から奉納稽古(講習)会が1,5hr行われ、続けて奉納演武が11時40分から第二部、第三部と続く構成である。 ひたちなか合気会からも15名が、今回この奉納稽古(講習)会と演武大会に参加した。
■10時からの奉納稽古(講習)会に参加するため、私達は勝田駅から早朝の「特急ときわ号」に乗車した。勝田駅では冷たい風に吹かれたにもかかわらず、鎌倉に着くと空は青々と晴れ上がり、暖かい日差しが降り注いでいた。鶴岡八幡宮の研修道場に到着し、準備を整え神前に整列すると、厳かな雰囲気に包まれて、身が引き締まる思いであった。重厚な大太鼓の音に合わせて、神前に皆で深々と拝礼した後、奉納稽古(講習)が始まった。
■前年に引き続き、奉納稽古(講習)会も合気道本部道場長の植芝充央先生が指導された。先生は、合気道における基本の重要さを説かれ、「入身」、「転換」、「転身」、「呼吸」から成る技の数々を実演された。私達は、基本の動きが組み合わさって合気道の技が構成されていることを確認しながら稽古に取り組んだ。 研修道場は、多くの参加者の熱気にあふれ、他団体道場の方々と組んで稽古することで大いに刺激を受け、内容の濃い充実した勉強をさせて頂いた。
■奉納稽古(講習)会に引き続き、11時40分から奉納演武が同研修道場で行われた。 AKI、神奈川県合気道連盟加盟団体による演武の後、第二部の最後にAKI主宰の武田義信先生による呼吸力を重視した重厚な演武が披露された。第三部の演武では、賛助連盟、賛助団体として関東近県からの方々による演武も行われ、私達ひたちなか合気会も、15名8組の同時演武を行った。奉納演武の最後は、植芝充央先生による華麗な演武が披露された。基本を重要視した植芝先生の演武を今後の稽古のお手本とすべく、参加者の方々は皆、姿勢を正し、植芝先生の一挙手一投足を目に焼き付けようと真剣な面持ちで演武を見つめていた。
■次に、場所を鶴岡八幡宮内の「直殿」に移し、15時~「直会」が行われた。直会でも同様に大勢の参加があり、昨年知り合った他道場の方々と談笑しながら、楽しいひと時を過ごすことができた。帰途、古都鎌倉の市中は、GWの最終日を楽しむ観光客で賑わっており、私達も馴染みの土産物屋に立ち寄りつつ、ひたちなかへの帰路に着いた。今年も、鶴岡八幡宮のご神域で稽古・演武を行う機会を頂き、合気道の技が基本の動きの組み合わせで成り立っていることを改めて学ぶことができた。今後の稽古でも、基本の動きをおろそかにせず、繰り返し稽古に励むことを心に期しつつ、17時過ぎ鎌倉を後にした。 (Y・S)記

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合気神社大祭に1500名の参拝者が集う 2018(H30)4-29 |
五月晴れの4月29日(日)笠間市(旧岩間町)に鎮座する「合気神社」にて、大祭が執り行われ、国内外から1,500名の合気道関係者が参拝した。
ひたちなか合気会からは、五十嵐師範以下(日立・東海・常陸大宮)地区の会員と家族を含め30名が朝早くから参拝し、厳かな神事を見守った。
11時からの神事は、神官による修祓の後、合気道開祖植芝盛平翁並びに合気道を世界に広められた植芝吉祥丸二代道主の慰霊祭が行われ、続いて植芝守央道主の主催者挨拶が行われた。 その後、植芝充央本部道場長と植芝守央合気道道主による、華麗な奉納演武が行われ参拝者を魅了した。
引き続き、12時30分から道路を隔てた「茨城支部道場」や屋外緑地の「合気苑」にて、参拝者による「直い会」が開かれ、お弁当や酒肴での和やかなひと時を過ごすと共に、ひたちなか合気会各地区会員の相互の交流を図った。
直い会の終盤、植芝道主ご夫妻が、各団体エリアを訪問され、その合間を縫って植芝道主ご夫妻を中心に、ひたちなか合気会のメンバーと記念撮影をさせて頂き13時30分に散会となった。
今回、幹事としてこの日の準備に当たられた「常陸大宮地区」の皆さん方には朝早くから会場入りし、場所の確保や飲食物の準備など、そのうえ宴の後の清掃も丁寧に実施され、種々お世話を頂き有難うございました。 参加した皆さんがとても楽しく過ごせた一日でした。
また、合気神社大祭の開催に先立ち4月15日(日)に本部道場や茨城県連の方たちと共に、ひたちなか合気会からも11名の有志が参加し、合気神社付近の清掃活動に奉仕され、国内外の方々が参拝する事前準備をされました。 参加された方々お疲れさまでした。 (S・S記)

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H30 第20回 明武館古武道演武大会 (2018.4.15) |
■4月15日(日)「第20回 明武館古武道演武大会」が、ひたちなか市松戸体育館にて約80名が出場し開催された。 明武館道場の演武会は、新年度の最初の演武大会であり、ひたちなか市平磯に拠を構える「明武館道場」根本憲一宗家のご一 門の方々による年に一度の大きな大会である。
■ひたちなか市無形文化財に指定され古くから伝わる「無比無敵流杖術」「為我流派勝新流柔術」をはじめ、普段拝見することが 出来ない「水府新当流居合術」「鏡心流抜刀術」「日本空手道拳友会」「田谷の棒術」などを真直に拝見することが出来、武道愛 好家にとっては垂涎の機会である。
■出場各流派の技は、それぞれに受け継がれてきた伝統の技であり、静寂のなかでの美しい所作、気迫のある鋭く激しい打ち込みなど、自分も含め見学している多くの方は、いつの間にか深淵なる精神性に吸い込まれていた。
■ひたちなか合気会からは、初心者も含め19名が参加した。 第Ⅰ部は基本技演武、第Ⅱ部は変化技演武を主体に2組に分かれ、其々が課題技である、座技・半立・片手・両手・諸手・胸取・ 肩取・正面打ち・横面打ち等、気持ちを集中させ演武した。 人前での演武は、「緊張や欲」が出て、当然ながら中々「上手く」いかない。 その中で「上手く」いかない自分を知り、向き合い直視していくのも演武の大事なところだと思う。
■今回、五十嵐師範の演武において本番直前に「受け者」の変更があり、自分を含め予定外の指名受けた方がいたが、これも五 十嵐師範の「体験は人を育てる」という表れであり、落ち着いてしっかりと対応出来たことは今までの稽古の成果であると感た。
■演武会終了後、五十嵐先生から、今日の演武で感じた事を今後の糧や反省点として稽古に活かすようアドバイスがあった。
■今回多くの方々の素晴らしい演武を拝見し、良い刺激と充実した時間を過ごすことが出来た一日であった。
(M・K記)
  
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H30 少年部5~6年生卒業合宿行なわれる 2018/3/17・18 |
■ひたちなか合気道少年団恒例の少年部の5~6年生卒業合宿が去る3月17日(土)・18日(日)の1泊2日でひたちなか市平磯の「民宿ほりぞえ」を宿泊地として行われた。 この合宿はひたちなか合気会傘下少年団の6年生の卒業を記念し、5年生への少年団活動の引き継ぎや、5年生から6年生へ今までの感謝を込めて、毎年この時期に25年前から続けられている。
■今年はひたちなか市の松戸道場・那珂湊道場他 東海村合気道少年団の東海道場から 6年生10名、5年生13名、指導員7名を含め30名が参加して行われた。 参加者の半数は2年生の時に入門し継続してきた頼もしい少年合気道家でもある。
■第1日目は、市内松戸体育館武道場で2~4年生の下級生40名と共に一緒に体力補強運動やゲーム・各種受身・基本技等を元気一杯行った。 その後、合宿参加者のみで、宿泊地の平磯海岸の「民宿ほりぞえ」のご馳走メニュー夕食を賑やかに摂り、4~5人の友達同士で初めてのワイワイはしゃぎながら入浴を楽しみ、その後合同ミーティングを行い、5年生からは卒業する6年生への感謝の言葉が贈られた。一方6年生からは、合気道少年団での懐かしい思い出や指導員への感謝の言葉他、今後引き継ぐ5年生への励ましの言葉等があった。
■2日目は那珂湊港近くの「那珂湊武道館」に場所を移し、基本稽古の後6年生による課題技の説明指導(6年生それぞれが指導者として技の説明やポイントを子供の視点で指導するという内容)と共に6年生それぞれの卒業個人演武が行われた。
■6年生一人一人が自ら選んだ指導員を受け者にして、今まで習得した技を基に15本余りの演武が行われた。それぞれ最初の3,4本までは緊張し堅さも見られぎこちなく思えたが、投げや抑え技を重ねるにつれて大きな声も出て力強い演武となった。 卒業生の力一杯の演武も無事に終了すると、見学の5年生や保護者の方から大きな拍手と称賛の言葉が贈られた。 指導員からは「緊張感を保ち真剣で立派な演武」に対し「よくぞここまで成長してくれた事に」満足で感激もひとしおで、6年生の成長を感じ取り感慨深いものがあった。
■また、5年生からも6年生の素晴らしい技や真剣な取り組み姿勢に、子どもながらの感動の言葉がたくさん贈られた。 そして来年は自分たちの番だと心を新たにしていた。 5.6年生はもとより参加者一同とても充実した爽やかな卒業合宿であった。 (Y.S記)
 
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安野正敏本部道場指導部師範の特別講習会(110名参加) 2018(H30)・2・25(日) |
■平成30年2月25日(日)ひたちなか市総合体育館武道場において、当団体の顧問師範である 安野正敏本部道場指導部師範(八段)の特別講習会が開催された。
■ひたちなか会員のほかに、関東近県の友好団体からも多数参加し110余名の参加者により、300畳の広い道場は熱気で溢れた。
■講習会の冒頭、師範より、次の3点を念頭に置いて稽古に臨むよう指導があった。 1点目は、姿勢を整えて相手に全てを晒し、多様な攻めにも動じない気持ちを持つ事。 2点目は、瞬間、瞬間の力の出し入れに傾注する事。 3点目は、技の終わりには、心を静め、重心を落とし込む残心を心掛ける事であった。
■師範は、それらの理合いを片手・双手・両手取りの技で示され、講習会の中盤では、武道共通の攻めどころとして、相手と触れあった際に、何かが起きたところ(起こり)、変化したところ、尽きたところが要になる旨を平易な言葉で解り易くご指導いただいた。
■3時間の講習会は、時間の経過を忘れるほどの稽古となり、久々に充実した一日を過ごさせていただいた。そして、今後稽古に励む上での大きな指針を得るとともに、合気道の「奥の深さ」を、より深く考える良い機会となり、加えて、他の道場の方々と共に汗を流すことができ、大変貴重な経験と勉強をさせていただいた。
■講習会終了後、引き続き「昇段審査」が行われ、四段1名・参段4名・初段6名の計11名、全員が合格した。
(K.T記)

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